BUNKA X PERSON

■ InterviewImpact not only feel the depth to think something to stop the foot
- In a sense, Okamoto-san for me there, such as "God."
- Lost the encounter of the college, which blew into the future
- From the failure at the time of production of the mural in Kenya reaffirmed the joy of painting

■ profileMiyazakiken schedule's
1978 Saga was born. 2004 Graduate School Master's Program Arts Graduate School graduates. It appeared on Fuji TV "piggyback" 2002. Since 2005, about two years, stay in London. 2006 "Kenya Mural Project", such as the 2007 "Tokyo street painting business", in addition to carry out such as live painting in Seiryokuteki, maker also program set production of NHK "enthusiasm time" since 2007. We will conduct a live painting by "Alife" (Nishi-Azabu) in December 2008. For more information about the exhibition information since 2009, until the official HP
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将来への迷いが吹き飛んだ大学時代の出会い

--絵を描き始めたきっかけは?

ギャラリーコンシールで行われたライブペインティングの様子(2008.7.16)

父親は建築士で絵がとても上手。僕には兄1人と姉2人がいますが、子どもの頃から4人とも、年賀状の季節には木版画をつくらせられました。自然と競争心が湧いて、子どもなのに多色刷をしていましたから、今考えてもかなりハイレベルな戦いでしたね。ちなみに、現在、姉の1人はロンドンでアーティストとして活動しています。高校は芸術コース、大学も芸術系学部の洋画を専攻しましたから、絵描きへの一本道を歩んできたように見られますが、実際は、自分の中で紆余曲折がありました。最も迷ったのが大学時代です。高校生の頃に絵を仕事にしたいと思いましたが、大学に入って絵描きの厳しさを知り、さらにアカデミックな学風だったので、作品がケチョンケチョンにけなされて・・。自信を失いかけて、「一番尊敬する人に会って、何を感じるかによって将来の道を決めよう」と思い立ち、それで篠原さんを訪ねたのです。篠原さんは、「すごくいい!」と認めてくださって、一気に自信を取り戻し、「アーティストとして生きていこう」と決意しました。ちなみに、大学卒業後、しばらくはフジテレビの番組「あいのり」に出演して世界各国を回りました。お金をかけずに世界中を旅して絵が描けるし、あとは単純に彼女ができるかな、と(笑)。フィリピンで振られて帰ってきましたけどね(笑)。その後は、2年間ほど、ロンドンに渡って修行しました。

--ライブペインティングに力を入れている理由は?

美術って、スポーツや音楽に比べて、どこか内にこもるイメージがありませんか。少なくとも、僕が佐賀の高校に通っていた頃は、そう思われがちだったので、「音楽のライブみたいに、弾けた印象を与えたい」と思い、屋外イベントなどで壁画を描いています。屋外でのペインティングは、結構、シビアですよ。興味を持ってもらえなければ、美術館とは違い、素通りされてしまう。逆に、何かを感じてもらえれば、どんどん人が集まってくるのが面白さです。全都道府県に壁画を残し、「全国制覇」を果たすのが今の目標。まだ11都府県のみですが。岡本さんのモニュメントは、現存するものだけで全国130ヶ所に上るそうです。あれだけ個性的な方だったのに、公的機関を含むあちこちから認められて依頼がくるというのもまた、すごいことだと思います。

ケニアで壁画を制作したときの失敗から絵を描く喜びを再確認した

--作品を通して伝えたいメッセージは?

東京都2007年度ストリートペインティング事業作品「花咲かくじら」

その質問にお答えするエピソードを一つ。2006年、ケニアの孤児院に壁画を描くプロジェクトを実行しました。孤児院を訪れると、何やらどんよりとした雰囲気。そこで、「勢いのある絵がいいな」と、巨大なドラゴンを描きましたが、子どもが寄ってこない。おかしいなと思っていたら、孤児院の先生から「子どもが怖がって泣いている」と聞いてびっくり。ケニアにはドラゴンという観念が存在せず、子どもには現地に棲息する獰猛なヘビに見えたそうです。「せっかく描いたのに」という悔しさもありましたが、喜んでもらえなければ意味がありません。そこで、次は何を描いて欲しいのかを訊き、色々な動物やバオバブの木、それに笑顔の子どもたちを描いたところ、こちらが驚くほど大喜びして駆け寄ってきて、とても仲良くなれたのです。このできごとを通して改めて痛感しました。自分の描いた絵を前にした人たちに、幸せ、喜び、楽しさなど、前向きな気持ちを抱いてもらえれば、こんなに嬉しいことはないのだ、と。

--今後のビジョンをお聞かせください。

二つの方向性のバランスを大事にしたいと思っています。一つは、じっくりと作品をつくって個展を開くこと。来年は、これまでよりも大規模な“勝負”の個展を開こうと、今、せっせと作品を描きためています。ただ、個展だけでは、絵が好きな人にしか知ってもらえない。そこで、もう一つの活動として、全国各地のアートフェスティバルに参加して壁画を残すなどして、それほど美術に興味のない人との距離も縮めていきたい。まだまだ修行中の身ですが、ゆくゆくは、岡本さん、そして篠原さんと並び称されるようなアーティストになるのが大きな夢です。

初めて渋谷を訪れた印象は?小学6年生のとき、バスケットボール大会に出場するために代々木体育館に来たのが、渋谷にまつわる最初の思い出。渋谷のセンター街に怖そうな人たちがたむろして、道端にメリケンサックが置かれているのを見た日には・・佐賀の田舎に住む小学生には刺激が強すぎました(笑)。そんな恐ろしかった渋谷も、今となっては、東京の中では、どこよりも安心して過ごせる街。2年前から東京に住み始め、新宿や池袋にも何度か行きましたが、どこか肌に合わないんですよね。今は、NHK「熱中時間」の番組セットを制作しているため、毎週欠かさず、渋谷に来ます。好きな場所は代々木公園で、よく行く店はカフェを併設するGallery Conceal(道玄坂近く)など。他の店も開拓したいと常々思っていますが、どうしても同じところに足を運んでしまいます。渋谷は店が沢山あり過ぎて、逆にお気に入りを見つけづらいので・・。

渋谷に足りないと感じるものは?ロンドンの生活で良かったのが、休日にお金を使わずに過ごせること。「ホリデーなのだから、皆で楽しもうぜ!」みたいな雰囲気があって、ショーやコンサート、映画などを無料で楽しめました。東京では、考えられませんよね。それなりのものは、それなりのお金を払わないと見られないのが東京ですから。その点、「明日の神話」がパブリックスペースに一般公開されたのは、すごく良いことだと感じました。渋谷にある岡本さんの他の作品も併せて見て回れば、たいしてお金を使わずに充実した休日を過ごせるのではないでしょうか。

渋谷にある岡本太郎作品&スポット今回ミヤザキさんとめぐった渋谷周辺の岡本太郎スポットをご紹介します。NPO法人明日の神話保存継承機構が推薦する、渋谷の街で楽しめる岡本アートはこちら。

ミヤザキさんと歩いたルートはこちら

『明日の神話』 1960年代末、岡本がメキシコで描いた縦5.5メートル、幅30メートルに及ぶ巨大壁画。「原爆が炸裂した瞬間」がテーマ。長らく所在不明だったが、2003年に発見され、日本に輸送されて修復された。
設置場所:渋谷マークシティ2F連絡通路
※始発から終電までの間、無料で自由に鑑賞可

『天に舞う』 もともと死去した職員の慰霊空間だった場所に捧げられた作品。男女が天上の世界に舞い上がっていく姿を描く。
設置場所:NHKスタジオパーク
住所:渋谷区神南2-2-1
開館時間:10:00-18:00(入場は17:30まで)
休館日:原則毎月第3月曜日
入館料:一般200円
※放送やイベントなどの都合で壁画をご覧いただけない場合があります

『眼』『手』『足』『走る』『競う』『プロフィル』 スポーツを通じて限界に挑む人間の姿をテーマにした作品群。代表作として名高い。丹下健三によるモダニズム建築との対比が印象的。
設置場所:国立代々木競技場第1体育館南ロビー(『プロフィル』のみ来賓ロビー)
住所:渋谷区神南2-1-1
※スポーツイベント開催時などに入場して鑑賞可(『プロフィル』は原則非公開)

『こどもの樹』 生命力あふれる木と子どもの顔を表して、子どもの感性や想像力を賛美した作品。後期の代表作の一つ。すべての顔が異なる表情をしていることに注目を。
設置場所:こどもの城
住所:渋谷区神宮前5-53-1
※屋外設置のため、自由に鑑賞可

岡本太郎記念館(アトリエ) 岡本が40年以上創作の場とした住居兼アトリエを当時のままの状態で保存。描きかけのキャンバスや、無造作に並ぶ絵筆から、在りし日の岡本の姿が想像される。作品展示や関連グッズの販売も。
住所:港区南青山6-1-19
開館時間:10:00-18:00(入場は17:30まで)
休館日:火曜日(祝日の場合は開館)
入館料:一般600円

『坐ることを拒否する椅子』など 岡本は創作の途中、ほんの少し椅子に腰かけ、すぐに創作に戻った。ゆえに「椅子はゆっくり寛ぐためのものでなくてもいい」と、とても座りにくい椅子『坐ることを拒否する椅子』が生まれた。その他にも会場には、男女を示す彫刻『愛』、手のひらに座る『手の椅子』、実寸大の『岡本太郎フィギア』などが並んだ。
設置場所:Bunkamura地下1F ガーデンフロア
住所:渋谷区道玄坂2-24-1
※こちらの作品群は「TARO WEEK」に伴って特設されたもので、現在は設置されていません。『坐ることを拒否する椅子』『手の椅子』『岡本太郎フィギア』は、岡本太郎美術館でも鑑賞可

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