1990年代後半から、急激に日本に普及した「ケータイ」。もともとは非固定電話としての用途が主流だったが、メールやカメラ機能が発達し、ウェブへのアクセスが可能になり、現在では多機能を備えた何ものにも替え難いガジェットの1つとなっている。待ち合わせにしても、空き時間の使い方にしても、「ケータイ以前」に僕らがとっていた行動は、今とは全く様子が違うのを思い出してみて欲しい。
「ケータイ」は僕らをどう変えたのか?
今回は、現在渋谷で公開中の作品から、「ケータイ」の持ついろんな魅力をひも解いてみたい。
© 2008 天使のいた屋上製作委員会
©2008 DREAMWORKS LLC. All Rights Reserved.
さて、最後に11月7日からプロモ・アルテギャラリーにて開催されるアベル・バロッソ展について。アベル・バロッソは、1971年、キューバ生まれのアーティストで、プロモ・アルテギャラリーでは、2003年にも彼の個展を開催した。キューバは、キューバ革命以来の社会主義国家として、国外からの情報を遮断するためにネット検閲が導入されている。2008年4月には、国営電話会社から、それまで政府関係者と外国人しか利用できなかった携帯電話サービスが開始されたが、国民の平均月収が18米ドル相当であるのに対して、最も安価な携帯端末価格はおよそ65ドル相当、回線コストはおよそ120ドル相当と、非常に高価だという。今回、会場では、木材に手彫りで携帯電話を模した立体作品が展示される。アベル・バロッソは、これらの作品から、キューバの電脳化の問題をアナログな木版で風刺しているが、一方で、完成した作品に宿る手彫りの温もりや質感は、「ケータイ」では決して手に入らない良さがある。だからといってキューバの現状を讃えるわけではないけれど、今回の展覧会をきっかけに、自分の握りしめる「ケータイ」の役割について、改めて思いを馳せてみるのも楽しいだろう。
Abel Barroso"cellphone" ©PROMO-ARTE
2008年/日本/108分/配給:アステア/©2008 天使のいた屋上製作委員会
- タイトル:
- 天使のいた屋上
- 上映場所:
- 渋谷シアターTSUTAYA
- 上映期間:
-
2008年11月8日〜
上映時間の詳細は、劇場までお問い合わせ下さい。 - 監 督:
- 高木 聡
- 出 演:
-
小柳友、波瑠、中山麻聖、中林大樹、鈴木一真、
水木薫
2008年/アメリカ/配給:角川映画、角川エンタテインメント/©2008 DREAMWORKS LLC. All Rights Reserved.
- タイトル:
- イーグル・アイ
- 上映場所:
- 渋谷ピカデリー
- 開催期間:
-
2008年10月18日〜2008年11月21日
10:50/13:30/
16:10/18:50 - 監 督:
- D.J.カルーソ
- 出 演:
- シャイア・ラブーフ、ミシェル・モナハン、
ロザリオ・ドーソン、マイケル・チクリス、
アンソニー・マッキー、ビリー・ボブ・ソーントン
Abel Barroso Arencibia “La ciudad en su laberinto”/©PROMO-ARTE
- タイトル:
- アベル・バロッソ展
- 上映場所:
- プロモ・アルテギャラリー内常設展示場スペース
- 開催期間:
-
2008年11月7日〜2008年11月23日
12:00〜19:00
※毎週月曜日は休館日になります。



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