
日本中央競馬会(JRA)が施行する一年を締め括る最強馬決定戦・有馬記念が、いよいよ12月28日(日)に迫っている。中山競馬場の芝内回り2500メートルで競われる有馬記念は、ファン投票により出走馬を選出するオールスターレース。ランキング上位10頭の競走馬が出場権を獲得する。今回のリコメンドでは、競馬ファンのみならず、日本中が競馬で盛り上がるビッグレース有馬記念を控え、競馬熱を高めるおすすめ情報をお伝えしたい。

ディープインパクトの像

- 施設名 :
- プラザエクウス
- 営業時間:
- 11:30〜19:00
- 定休日 :
- 火曜(火曜祝日の場合は翌日)、年末年始
- 料 金:
-
入場無料
競争だけでなく動物としての馬の魅力を伝えているのが、プロモ・アルテ ギャラリーで開催中の「ユベール・ド・ワトリガン展」だ。本展は、馬やレース場の熱気、騎手と馬との一瞬のドラマを伝える絵画展で、作者のユベール・ド・ワトリガンは、フランスの競走馬の生産育成をする一族に生まれたアーティストである。質の高い描写力と優雅な表現に定評があり、馬具工房から出発したファッション・ブランドHERMES(エルメス)のスカーフ絵柄なども手がける。日本では3度目、8年ぶりの展覧会で、発表作品はすべて新作。生命力溢れる馬たちを「観る」本展は、生粋の競馬ファンにもきっと新鮮な驚きを伝えてくれるだろう。

Jaune 黄マスク(面子)/35×41cm/©promo-arte、©アラカワ・アート・オフィス
- タイトル:
- ユベール・ド・ワトリガン展
- 開催場所:
- プロモ・アルテ ギャラリー
- 開催期間:
- 2008年11月28日〜2008年12月9日 12:00〜19:00 ※月曜日は休廊日です。
- 料 金:
- 入場無料

©promo-arte、©アラカワ・アート・オフィス

©2008 Three Kingdoms Ltd.©Bai Xiaoyan
また、西部劇や時代劇など、国内外の映画を飾ってきた「騎馬戦」での馬の存在も忘れてはいけない。渋東シネタワー他で上映され、国内週末興行成績(動員集計)で5週間のトップを記録している大ヒット作『レッドクリフ』には、エキストラ1000人と200頭の馬を使って、人と馬とが入り乱れた迫力の「騎馬戦」シーンが登場する。監督は、『フェイス/オフ』『M:I-2』での暴力的かつ華麗な銃撃戦が印象深いジョン・ウー。ウー監督は、「全ての作品において黒澤明監督の『七人の侍』を参考にしている」と公言。今回の『レッドクリフ』では特に、馬上での殺陣が見事な『隠し砦(とりで)の三悪人』が参照されている。馬の調教のノウハウがない中国で、一から独学で馬を育てるところから始めたというウー監督。圧倒的な数の馬が思い思いに駆け回り、倒れ乱れる迫力のシーンに息を飲んで欲しい。

2008年/アメリカ・中国・日本・台湾・韓国/145分/配給:東宝東和、エイベックス・エンタテインメント/©2008 Three Kingdoms Ltd.©Bai Xiaoyan

©2008 Three Kingdoms Ltd.©Bai Xiaoyan