
2009年の新成人は全国でおよそ133万人。手に入れた「大人」らしさは成長としてお祝いしたいが、一方で、失われた「子供」心に目を向けるのは難しいのでは?
そんな私もすでに「成人」を終え長年が経過した立派な大人の1人。今回は、渋谷で上映される作品の中から、「子供」が出てくる映画を探した。忘れていたあの頃の感覚が、いろんなシーンに溢れていた。

©2008Groupe Deux
本作では、14歳〜15歳という青春時代、乗馬訓練と言う特殊な体験を経た子供たちが、成功・失敗・恐怖・喜びといったそれぞれの体験を胸に、いつの間にか大人へと成長を遂げて行く様子を、距離を置いた優しいまなざしで伝えている。

2008年/フランス/98分/配給:CKエンタテインメント/©2008Groupe Deux
- タイトル:
- ジョッキーを夢見る子供たち
- 上映場所:
- 渋谷シアターTSUTAYA
- 上映期間:
-
2009年1月24日〜
12:10/14:15/16:30
/18:45
※2/7(土)以降、スケジュールに変更の可能性があります。 - 監 督:
- バンジャマン・マルケ
- 出 演:
- スティーブ、ブラビアン、フロリアン、武豊

©2008Groupe Deux

©2008 映画「闇の子供たち」製作委員会
1月31日から、ユーロスペースでの公開を控えている『空とコムローイ 〜タイ、コンティップ村の子どもたち〜』は、同じタイの人身売買の問題を見据えながら、タイの山岳民族アカ族を7年間に渡って記録したドキュメンタリー。アカ族は、かつては焼畑で自給自足生活を送っていたが、現在は焼畑が禁止。

©tristellofilms
本作を監督した三浦淳子さんは、会社員として忙しく働いていた8年前、偶然ここの子供達を見て 「ただ生きている事が、かけがえのない事だと実感した」という。 暗い過去を背負い、つかの間の平穏に身を委ねながらも、互いに助け合い働き、遊んでいる子供達の瑞々しい姿が印象的な作品だ。

2008年/日本/138分/PG-12/配給:ゴー・シネマ/©2008 映画「闇の子供たち」製作委員会

2008年/日本/90分/配給:パンドラ/©tristellofilms
- タイトル:
- 空とコムローイ 〜タイ、コンティップ村の子どもたち〜
- 上映場所:
- ユーロスペース
- 上映期間:
-
2009年1月31日〜
10:30 - 監 督:
- 三浦淳子

『ミツバチのささやき』より 1973年/99分

『エル・スール』より 1983年/95分
- タイトル:
- ミツバチのささやき/エル・スール
- 上映場所:
- ユーロスペース
- 上映期間:
-
2009年1月24日〜2009年2月13日
1/24(土)〜1/26(月)
『ミツバチのささやき』12:20/16:40
『エル・スール』14:30/18:50
1/27(火)〜1/30(金)
『エル・スール』12:20/16:40
『ミツバチのささやき』14:30/18:50
1/31(土)〜2/6(金)
『ミツバチのささやき』21:00
2/7(土)〜2/13(金)
『エル・スール』21:00 - 監 督:
- ビクトル・エリセ