レコメンド 今週、編集室が推薦するカルチャー

GWが過ぎ、渋谷も夏に向けて一気に加速中。外で過ごす時間が心地よいこの時期は、毎週のように野外フェスティバルが開催され、暑い夏へ向けて高まる気分を盛り上げてくれる。今回は、今月代々木公園で開催されるフェスティバルをピックアップ。ライブやフード、グッズ販売など、複合的な展開が魅力のフェスティバルで、五感を使った異文化交流を楽しんでみてはどうだろうか?

「ワンラブ ジャマイカ フェスティバル 2008」会場風景

5月9日、5月10日の2日間は、日本最大のジャマイカイベント『ワンラブ ジャマイカ フェスティバル 2009』が開催。
同フェスは「ジャマイカの生んだボブマーリィのメッセージを伝えて行きたい」という趣旨のもと、1995年葉山の海の家を舞台に誕生、年々規模を拡大して、2004年から代々木公園に会場を移した。
メインイベントは、ボブ・マーリーの歌で歌声を競うコンテスト「ボブ・マーリーソングスデイ2009」。24回目を迎える今年は13組のアーティストがエントリーし、優勝者にはジャマイカ旅行がプレゼントされる。またジャマイカは、世界一高級なコーヒー「ブルーマウンテン」の地としても有名。当日はジャマイカコーヒー輸入協議会の提供するコーヒーが楽しめる他、ジャークチキンなどのジャマイカ料理や、DVD、書籍、Tシャツ、アクセサリーなど、様々な形でジャマイカを満喫できるイベントが展開する。更に今年はチャリティ宝くじ「ラッフル」も開催。1等賞には、ジャマイカ出身の男子100メートル走金メダル保持者、ボルト選手のサイン入りの靴が授与される予定だ。

 

タイトル:
ワンラブ ジャマイカ フェスティバル 2009
開催場所:
代々木公園
開催期間:
2009年5月9日〜2009年5月10日
10:00~20:00



「タイフェスティバル2008」 会場風景©タイ王国大使館

翌週の5月16日、17日の2日間は、タイの伝統・文化を伝えるイベント『タイ・フェスティバル2009』が控えている。
今回で第10回目を迎えるこちらのフェスは、昨年の来場者数が30万人以上を記録したという、代々木公園イベントの中でも大規模なフェスの1つ。
会場では、東京近郊のタイレストラン40店以上がトムヤムクンやパッタイなど、本格的なタイ料理を各種提供するほか、タイの製品・民芸品なども販売。
ステージでは、タイ音楽界の「リミックス王」や「ダンスミュージックの魔術師」とも呼ばれるMr.Zことソムキアット・アリヤチャイパーニット氏や、日本音楽界初のタイ人女性ボーカリストのMay(19才)と日本人 音楽プロデューサーDaichiからなる音楽ユニット「Sweet Vacation 」、2003年のデビュー以来タイの若者に支持され続ける5人組のロックバンド「アイナム」など、7組のアーティストが出演予定。また、セパタクローのタイ代表選手であるアモーン・シーサワットさんとサハラット・ウンアムパイさんらも登場し、タイに昔から伝わるボール遊び「タクロー」の模範演技を披露する。

 

タイトル:
タイフェスティバル2009
開催場所:
代々木公園
開催期間:
2009年5月16日〜2009年5月17日
5/16(土)
11:00〜19:00
5/17(日)
10:30〜19:00
また、5月23日には、性的マイノリティのフェスティバル『第1回東京プライドフェスティバル』が開催。
このフェスは、性的マイノリティの存在をアピールすることを目的にしたパレード「東京レズビアン&ゲイパレード」(2000年〜2002年、2005年・2006年)を引き継ぎ、「東京プライドパレード」として2007年から出発したイベント。これまで通算6回のパレードを開催してきた。
次回パレード開催へ向けたプレ・イベントである今回の「東京プライドフェスティバル」では、代々木公園野外ステージを拠点に、トークイベントやライブなどを展開。吹奏楽楽器、リコーダー、鍵盤ハーモニカ、タンバリンなど多彩な楽器を使ってのマーチングが魅力のブラスバンド「Brass MIX!」などのライブ演奏のほか、NHK番組「ハートをつなごう」とのコラボレーション企画として「生まれた性のありようをもう一度考える」をテーマに、女優のソニンさん、作家の石田衣良さん、ミュージシャンのオオヤユウスケさんらが登場しての公開収録も行われる。

「第6回東京プライドパレード」イベント広場風景
©東京プライドフェスティバル

タイトル:
第1回東京プライドフェスティバル
上映場所:
代々木公園
上映期間:
2009年5月23日
広場/10:30〜18:00
ステージ/11:00〜19:15



「タイフェスティバル2008」 会場風景©タイ王国大使館


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