レコメンド 今週、編集室が推薦するカルチャー

神南の多目的スペース「ディクショナリー倶楽部」では4月9日・10日の2日間、クラブキングが主催するアートイベント「ART PICNIC VOL.4」が開催されます。「ピクニックに出かけるようにアートを楽しもう!」というテーマで展開するアートマーケット。会場では展示やレコード市など、アーティストらが主体となって様々なイベントが展開。フードブースにはレジャーシートなどの用意もあるので、お花見気分で立ち寄ってみるのも楽しいのではないでしょうか。
今回は、今月の渋谷・青山で開催される野外・屋内イベントをピックアップ。お花見シーズン真っ只中ですが、今年は東日本大震災の影響でお花見自粛の動きもあると聞きます。一方で開催を決行するイベントには東日本大震災向けのチャリティ企画などが盛り込まれていることも。イベントに参加することで被災地を応援し自分も元気をもらうというのも、充実した休日の過ごし方の一つかもしれません。

震災×支援

タイトル
アートのちから
開催場所
スパイラル
開催期間
2011年3月22日〜2011年4月20日
開催時間
11時〜20時
企  画
ダンスパフォーマンス・ライブ
作品・商品販売
応援メッセージ

アートのちから

展示風景


スパイラルでは4月5日より、展示やライブなどで復興を応援する企画「アートのちから」を開催しています。スパイラルでは東日本大震災へ向けて、「場を開放することで、アーティストとともに、アートを通してできることを展開していきたい」とコメント。1階スパイラルガーデンでは、津村耕佑さんや日比野克彦さん、月岡彩さんなど27組のアーティストが作品や商品を展示販売。ファッションデザイナー、ダンサー、イラストレーター、絵本作家など、70組以上の人々からの応援メッセージを寄せています。週末を中心に、珍しいキノコ舞踊団、笠井 叡、森山開次さんなど国内外で活躍するダンサーたちがパフォーマンスも開催。観覧料は会場に設置された義援金箱へ。集まった義援金は日本赤十字社を通じて被災地へと送られます。

震災×考察

タイトル
アースデイ東京2011
開催場所
代々木公園
開催期間
2011年4月23日〜4月24日
開催時間
11時〜20時(アースデイコンサート)
企  画
「愛と平和の地球の祭典」をテーマにしたライブ、飲食、物販等
参  加
アースデイ東京2011実行委員会
ハマカワ家と仲間たち
アースガーデン
NPO法人ビーグッドカフェ など

アースデイ東京2011

「アースデイ東京2010」開催風景


代々木公園を中心に行われる環境イベント「アースデイ東京2010」は、4月23日・24日に開催。同イベントは2001年の初開催以来、エネルギー問題、ごみ問題、フェアトレード問題など、幅広い切り口から「地球環境」について論じて年々規模を拡大してきました。昨年は13万5千人を動員。今年は東日本大震災の発生を受けて「アースデイ東京大震災支援アクション本部」を発足し、イベントコンセプトには「ふんばれ日本 かわらなきゃ未来」を据えています。出店するのは、「旬の食材」「地産地消」「GMOフリー」などをキーワードにしたレストランや、リサイクル団体などです。イベント運営で使用するエネルギーは、使用済み天ぷら油をリサイクルしたバイオディーゼルを導入。地震で浮き彫りになった様々な課題へ向け、自分たちが何が出来るのか、アースデイの取り組みを通して見つめ直すこともできるかもしれません。

震災×感謝

タイトル
ファーマーズマーケット
開催場所
国連大学前広場(渋谷区神宮前5)
開催期間
毎週土曜・日曜
開催時間
10時〜16時
企  画
野菜やクラフトなどを特設テントで露店販売
参  加
Natural Craft Shop
クリモトファーム
NPO法人 元気の出るファーム など

ファーマーズマーケット

昨年の開催風景


「ファーマーズマーケット@国連大学前広場」は毎週土曜・日曜に開催される市場です。ファーマーズマーケットアソシエーションが主催し、2009年9月より「農や食や日常生活などについて再考する場作り」を目指して関東近郊を中心に全国から生産者や製造者などが出店します。参加するのは1993年の開園以来、一粒の化学肥料、一滴の農薬も使用せずに野菜を育てる「クリモトファーム」や、地元の耕作放棄地を活用して、無農薬・有機栽培の野菜の生産販売を行う「NPO法人 元気のでるファーム」、長野県栄村の農産物販売促進、産直活動をメインに活動する「栄村ネットワーク」など。いま福島・岩手を中心とした東日本各地では、一部で野菜が放射能汚染の危機に晒される一方、風評被害も大きな問題になっています。生産者から直接野菜の話を聞きながら、野菜にかける彼らの思い、大切に育てられた野菜たちの味わいに改めて感謝していきたいですね。


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