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Shibuya of future talks about the KEY PERSON key person

Long interview of [key personnel] to be active mainly in the Shibuya. Place a "Shibuya of appeal" through their words.

profile

1941 Born in Osaka. Self-taught studied architecture, founded Tadao Ando Building Research Institute in 1969. Such as the masterpiece, "a collection of Rokko housing," "Church of the Light," "Armani Teatro", "Modern Art Museum of Fort Worth," "underground museum," "Omotesando Hills", "21_21 DESIGN SIGHT". Architectural Institute of Japan Award in the year 1979, "Row House in Sumiyoshi", 1993 Japan Art Academy Award, 1995 Asahi Prize, 2002, AIA Gold Medal, Kyoto Prize, 2005 UIA (International Architects Union) Gold medal other winning number. 2003 Person of Cultural Merit, 2006 Environmental Conservation Merit. To play in the woods waste landfill in Tokyo Bay in 2007"Sea of ​​forest fund-raising"Established. Such as "talk about the architecture", "Lien-game losing streak," "construction method" to the book.

いろいろな技術の会社の人たちがお互いの技術を出し合って出来た

全体が「たまご」で、吹き抜けも「たまご」型なんです。楕円(だえん)になっていて、楕円というのは焦点が2つありますから、非常に動きがある。円は中心がひとつですから、楕円であることによって2つの中心を持ちながら動いているという感じ。下に鉄道が動いていますから、円よりも非常に動きがあっていいだろうという風に考えました。もうひとつ、駅というのは、こういう面白いことができるんだなと思ってもらえれば、ほかの鉄道会社が競い合うように面白い駅を作っていくようになり、東京というのは「駅散歩」だけで面白いなということになりませんかね。

ただ、設計をしてみると非常に難しいわけです。これは私が設計したといいながら、いろいろな技術の会社の人たちがお互いの技術を出し合ってつくっていますからね。例えば、自然換気のシステムでドライエリアから風が入ってくることによって基本的に空調はなしで考えているのですが、暑く感じるような時を想定して、輻射式の冷却装置を用意していたり…新しい技術は技術者たちのサポートによってできている。私だけでなく多くの人たちのコラボレーションによってできているわけです。私は代表みたいなものですけれど、それをちゃんとお互いに助け合いながらできるということに関しては、日本人はなかなかすごい技術を持っています。アメリカ、ヨーロッパ、メキシコとあちこちでやっていますけれど、こうはいかない。日本人はお互いのことを考えながらつくりあげていくことについてもレベルが高いと言えるわけです。そうして、多くの人によるレベルの高い仕事のもと、建築が出来上がっているわけですから、使う人は丁寧に使ってほしいですね。

この駅は100年使ってもらいたい

(構造的には)地下30メートルの駅はパリ、ロンドン、モスクワにもあるんですけれど、自然換気で(風が)入ってくる駅はありません。渋谷駅のように地上とつながっている駅はないんです。地上というのは自然であり、自然という命とつながっていくために、ここは地下30メートルまで自然風でいこうと考えました。補助的には(冷房が)ありますが、基本的に冷房がなくてもいい駅をつくろうと考えたわけです。換気開口部の壁面は全部緑化しますので、緑の間を通ってきて地下30メートルまで風が入ってくる。これはCO2の問題でいうと、大した量ではありませんが、そういうのがずっと重ね合ってCO2の削減にも役に立つ。すべての駅、すべての建物でそういう努力をみんながやっていくと、東京が非常に循環型社会を考えた都市としてスタートラインに立てるのではないでしょうか。山手線内へのマイカーの乗り入れはやめましょうということになって、もし30%減ったら、これは画期的な出来事で、日本人の意識が相当高いということになります。「日本の民族も捨てたもんじゃない」となりますね。それをやろうと思っているんですよ。

繰り返しますが、こういう駅をつくるのは大変なんです。建設会社も、技術者も大変なんです。チャレンジをしなければすぐできてしまうわけで、(今回のデザインでも最初は)「何で曲がっているんですか?」となる(笑)。「でも、心に残る駅ってそういうもんなんです」と…。最初に、私がこの案を出した時に、東急電鉄の社長さんと副社長さんが「ラグビーボールみたいだな」とおっしゃっていたんですよ。まったくその通りだと私も思うんですが、この「ラグビーボール」は結構全国的に話題になっていますね。やっぱり公共輸送機関にはみんな注目するのでしょう。社長と副社長がおっしゃていました。「清水の舞台から飛び降りたって」(笑)。

これまでこういう駅はありませんでしたが、アイデアはいっぱいあったと思うんですよ。ただ、決断しなかっただけなんです。この渋谷駅は東急電鉄の人が決断したからできたみたいなところがありますね。こうしてできた駅だからこそ、この駅は100年使ってもらいたいと思います。

※今回のインタビューは東急沿線スタイルマガジン「SALUS」の協力のもと行いました。

東急沿線スタイルマガジンSALUS【サルース】

配布場所:
東急線各駅の他、東急ストアなど
東急グループ施設にて配布
(毎月20日発行)

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