SHIBUYA BUNKA BOOKMARK

神南坂

生まれ変わりつつあるエリア

オーナーの笹田大介さんと店長の小野和美さん。元代々木町のウェストパークカフェや富ヶ谷のcafe LIFEがお気に入りとのこと。
café JORDIの階下にある期間限定のアパレルショップ「portrait of a cloud」。「エコロジーとリサイクル」をコンセプトに、リサイクルキャンペーンとして古着のリメイクなども行っている。
ここ数年、店舗のリニューアルや建て替えなどが活発になっている「神南坂周辺」。落ちついた雰囲気の中にも至る所に新しい動きが感じられる。


Lounge café JORDIオーナー・笹田大介さんのbookmarkは「神南坂」
渋谷区役所前の交差点からファイアーストリートへ下る坂の途中にある「café JORDI」。元々、オーナーの笹田大介さんの住居だったスペースを「親しい友人と集まれる場所にしたくて」カフェに改装し、3年半前から営業している。神南生まれの笹田さんのbookmarkは、現在も近くに住んでいるという「神南坂周辺」。「この辺りにはビームスやアニエスb、ジャーナルスタンダードにユナイテッドアローズなど、アパレル系の大きなショップが揃っている。原宿みたいに小さいお店がたくさんあるわけではないけれど、最近は各店舗のリニューアルやビルの建て替えが盛んで、これからまた大きく変わっていきそうな気配がある」と語る。「渋谷の中では落ち着いた地域というイメージがあるけれど、そういう意味ではまだまだ発展途上。東京オリンピックで開発されたような土地だから、それから40年以上経って建物の老朽化やアスベストの問題などもあり、ハードの方から変わっていこうとしているのかもしれない」という地元の人ならではの言葉には説得力がある。確かに一時代を築いた飲食複合ビル「12カ月ビル」の閉店(2003年5月)以降、神南坂フレーム(2005年4月)、トーキョーワンダーサイト渋谷(2005年7月)のオープンやビームス3店舗のリニューアル(2006年3月)など大型商業施設が相次いで入れ替わった。また、café JORDIの階下には期間限定でアパレルショップが出現したり、カフェブームの先駆け的存在とも言えるカフェ・マディが先日閉店するなど、大小問わず至る所に変化の兆しが感じられ、街自体も新陳代謝をして新鮮さを維持しようとしているように思えた。

SHOP's INFORMATION

café JORDIは2002年12月にオープンし、「ゆったり系のラウンジと手作り料理」を特徴とした隠れ家風カフェ。目立つ場所にある割に、隠れ家と呼びたくなるような落ち着ける雰囲気になっているのは、つかず離れずの適度な距離で配置されたソファと街並みを見下ろせる大きな窓のせいかもしれない。クラークスの靴からインスピレーションを得たソファ「SNOOK」が目を惹く内装は木の温かみに溢れていて、「親しい人たちで集まるにはぴったりの大きさなので、貸し切りパーティに利用するお客さんが多い」と笹田さんが言うのも納得の空間。café JORDIの一押しメニューは春の新作パスタ「菜の花と帆立のジェノベーゼ」(写真右、1050円)。今年の夏にビル自体を建て替える都合上、お店は一時閉鎖することになっている。再開の時期や場所などはまだ未定とのこと。

Lounge Café JORDI
渋谷区神南1-6-14 2F
TEL&FAX.03-5458-1455
営業時間 14:00〜23:30(毎週水曜定休)

 

(2006年4月12日)

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