名曲喫茶ライオン
文化村のセレブと円山町のカオスの入り交じる場所
代表･NANZUKAさん
レトロな外観の「ライオン」ギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND」NANZUKAさんのbookmarkは「名曲喫茶ライオン」
11月23日に新しくオープンしたギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND（ナンヅカアンダーグラウンド）」。「東京発のカルチャー・ソイル（文化の土壌）の活性化」を目的として、今後はグラフィティやファッションに至るまで、「アート」の枠を限定せず、クリエイティヴに関わる幅広いジャンルの企画展を行っていく予定だという。その代表を務めるNANZUKAさんのbookmarkは老舗のクラシック喫茶「名曲喫茶ライオン」。「円山町周辺エリアは、東急本店やBunkamuraなどソフィスティケートされたセンスを売りにするスポットがある一方で、猥雑な店舗が当然のように同居している。そのギャップがある意味で人間臭くて面白い。そのカオティックな場所にひっそりと、しかし特別な雰囲気を醸し出して建っているのがこの喫茶店」。「それほど知られていない場所のように見えて、実は外国人向けの観光パンフレットなどには載っている。一歩中に入ると、完全に別世界で、またクラシックしかかけないという店のこだわりも凄くロマンティック。仕事サボって居眠りしているサラリーマンなどを見ると、妙な共感を覚えてしまう」。昭和元年の創立だという「名曲喫茶ライオン」は、その個性の際だつ対比とは別の軸で存在しているから落ち着けるのかもしれない。
「名曲喫茶ライオン」
渋谷区道玄坂2-19-13
TEL．03-3461-6858
営業時間：11:00〜22:30(ラストオーダー22:20)
| SHOP'S INFORMATION |
 「NANZUKA UNDERGROUND」では、オープニング企画として、90年代に活躍したバンド「フィッシュマンズ」へのトリビュート展「フィッシュマンズ展〜THE LONG SEASON REWIND〜」を開催している。NANZUKA さんは、ギャラリーオープンの前日に行われたフィッシュマンズのライブ（11月22日、渋谷AX）を見て、「急逝した佐藤伸治の不在を UAや原田郁子など一流のヴォーカリストたちが埋めたわけですが、それでも楽曲本来が持っている良さがまったく変わらないことに改めて驚きと感動を覚えました。時間軸を超えても尚残るものこそが、本物のアートとしての資格を持つのだということを改めて実感しました」という。 |
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NANZUKA UNDERGROUND |
（2005年12月08日 12:00:00）
