金王八幡宮
都会の喧騒を逃れ、ゆっくりと落ち着けるエリア
自ら年に一度は個展も開催。2年前には写真集「ゆびさき」(青幻舎刊）を刊行した。
神社の向こうに見える高層ビルが、渋谷の一角だということを思い出させる。写真ギャラリー「NADAR/渋谷355」の代表・林和美さんのbookmarkは「金王八幡宮」
渋谷駅東口から金王坂を少し上がった場所に位置する写真専門のギャラリー「NADAR/渋谷355」。2000年に大阪でギャラリーを立ち上げ、その後、中目黒にも開廊し、今年から現在の場所に落ちついた。代表を務める林さんのbookmarkは、ギャラリーのすぐ裏にある「金王八幡宮」（渋谷区渋谷3-5-12）。寛治六年（1092年）渋谷家の祖、領主・河崎基家によって渋谷城内に創建された神社で、「渋谷」の地名の由来ともされる。夏の例大祭のときにはミュージシャンのライブなども行われ、多くの人で賑わった。「普段は渋谷の喧噪から逃れて、のんびりお昼ご飯を食べることもできるし、たまにカメラを持って撮影などにも出掛ける。年始には初詣に行ってみるのもいいかも。渋谷駅の東側は通過点として通り過ぎてしまうことが多いけど、神社近くには、ゆったりと落ち着けるカフェも案外多く、意外な発見がある」と言う。「渋谷」と聞いて思い浮かべる大方のイメージとは異なり、人通りもまばらで青山や西麻布にも歩いていける絶妙な場所だからこそ、深いポテンシャルがあるのかもしれない。
| SHOP'S INFORMATION |
 「写真に関することなら何でも」を目標に各種ワークショップのほか、「女性による女性のための写真教室」も開催している。「会社帰りのOLさんなどに、気軽に写真を楽しんでもらいたい。あえて女性限定にしたのも、料理や英語などと同様に『おけいこ・習い事』感覚でカメラに慣れ親しんで欲しいから。」と林さんは語る。定期的に受講生の企画展や終了展も開催。また同ギャラリー内では「ホルガ」や「ハリネズミカメラ」など、プレゼントに喜ばれそうなトイカメラの販売も行っている。右上写真:「女性による女性のための写真教室」生徒選抜写真集（CDサイズ・36頁・星湖舎刊）。 |
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NADAR/渋谷355 |
（2005年12月22日 15:21:00）
