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実録!犯罪列島

上映・公演は終了しました。

『帝銀事件 死刑囚』©日活

日本列島を席捲する実録犯罪映画の数々をお楽しみください!

『黒い潮(16mm上映)』
公開:1954年
監督:山村聡
主演:山村聡、津島恵子、左幸子、滝沢修、東野英治郎、河野秋武、信欣三、安部徹、柳谷寛
解雇三万人という大リストラを断行した下山国鉄総裁(映画では秋山)が失踪し、翌日轢死体となって発見されるが、何 故か突然捜査が打ち切られ事件は迷宮入りに。戦後史最大の謎と言われる「下山事件」を題材にした山村聰の監督第二作。事件を巡る新聞記者の苦悩に焦点を当 てることで、ジャーナリズムの問題点にも切り込んでいる。助監督は、まだ清太郎と名乗っていた頃の鈴木清順。


『女医の愛欲日記(ニュープリント)』
公開:1973年
監督:深尾道典
主演:白石奈緒美、佐藤慶、菅貫太郎、渡辺文雄、小松方正
迷宮入りした熊本美人歯科医殺人事件をモデルに、異常性愛にのめり込みわが身を滅ぼしていく女医の姿を描く東映 500万円ポルノシリーズの一本。シュールな演出やセリフ回し、カメラワーク等、頭をかかえたくなるシーンが連続する。カルト映画史上に残る傑作か、それ とも前衛を気取った失敗作か!?佐藤慶、渡辺文雄、小松方正など豪華な出演陣を配して、大島渚の『絞首刑』の脚本を手がけた深尾道典がおくる問題作をその 目で確かめよう。

『恐怖のカービン銃(デジタル素材)』
公開:1954年
監督:田口哲
主演:天知茂、三原葉子、村山京司、加藤章、三砂亘、児玉一郎、倉橋宏明、川部守一、千葉徹
天知茂の初主演作。保安庁(現防衛省)の元隊員だった大津らが、会計係長夫妻を誘拐、監禁し公金を奪うという「カー ビン銃ギャング事件」の犯人逮捕までの緊迫の16日間を描くセミドキュメンタリー作品。このアプレゲール的犯罪の主犯・大津は紳士的で「宮様」のようだと 大人気、元女優で準ミス銀座の愛人・中田と共に時代の寵児扱いされ、東京護送の際には報道陣や野次馬が集まりパニックになったという。


『明治一代女(デジタル素材)』
公開:1955年
監督:伊藤大輔
主演:木暮実千代、北上弥太郎、田崎潤、杉村春子、藤木の実、市川小太夫、殿山泰司、浦辺粂子
歌舞伎役者・沢村仙枝と恋仲の芸者・お梅は、仙枝の襲名披露のために箱丁の巳之吉から金を借りる。無理して金を用立てた巳之吉は、堅気になって一緒に暮してくれとお梅に迫るが…。原作は、雇い人を殺害し無期懲役となった毒婦・花井お梅事件を題材にした川口松太郎の小説。

『毒婦高橋お伝(デジタル素材)』
公開:1958年
監督:中川信夫
主演:若杉嘉津子、松本朝夫、明智十三郎、丹波哲郎、中村彰、舟橋元、山田美奈子、宮田文子、沢井三郎、芝田新
夫の浪乃助が病に倒れて苦しい生計を支えるため、お伝は犯罪に手を染める。ある日、宝石店でダイヤモンドを万引きし たことをきっかけに店の主人・伊兵衛の情婦となったお伝は、裏の商売の手伝いをさせられ、さらに悪への道を転落してくことに。明治時代に絞首刑に処せられ た伝説の毒婦・高橋お伝は繰り返し芝居や映画に取上げられた。本作は戦後最初の映画化であり、数ある新東宝の毒婦ものの中でも傑作である。


『お伝地獄』
公開:1960年
監督:木村恵吾
主演::京マチ子、船越英二、川崎敬三、水谷良重、菅原謙二、倉田マユミ、潮万太郎、殿山泰司、寺島雄作、清川玉枝、浦辺粂子、中村伸郎
夫・浪之助の病を治そうと奔走するお伝。しかし浪之助の病状は一向に良くならず、お伝は治療代と生活のために夜な夜 な客を引くことに。土地の夜鷹からリンチを受けたお伝は警官殺しの市十郎に助けられ深い仲になるが、お伝の情事に気がついた浪之助から無理心中を迫ら れ…。邦枝完二の原作を木村恵吾が脚色・監督した高橋お伝の物語。京マチ子のお伝と船越英二の浪之助はまさにはまり役!

『帝銀事件死刑囚』
公開:1964年
監督:熊井啓
主演:信欽三、内藤武敏、笹森礼子、柳川慶子、井上昭文、平田大三郎、庄司永建、藤岡重慶、木浦佑三、伊藤寿章、長尾敏之助、草薙幸二郎、宮崎準、雪丘恵介、平田未喜三、日野道夫、宮部昭夫
昭和23年1月26日、東京都衛生課を名乗る男が赤痢予防薬と称して帝国銀行員とその家族16名に毒物を飲ませ殺 害。容疑者として画家の平沢が逮捕されるが、裁判では自白をひるがえし無実を訴える。新聞記者らは独自に調査を開始するが、そこで意外な犯人像が浮かび上 がり…。GHQ統治下の日本で発生した前代未聞の大量殺人の真相をドキュメンタリー・タッチで追った、社会派熊井啓の監督デビュー作。


『一万三千人の容疑者』
公開:1966年
監督:関川秀雄
主演:芦田伸介、小山明子、田畑孝、井川比佐志、市原悦子
「吉展ちゃん事件」の主任刑事の捜査手記を原作に、捜査で苦闘する刑事と被害者家族の人間模様を丹念に描き出す。 1963年、オリンピックを控えた東京で児童誘拐事件が起こる。犯人は要求した50万円の身代金を奪って逃走、人質も帰ってこなかった。犯人逮捕に執念を 燃やす警察は、ブラックリストから一万三千人をリストアップし、片っ端からあたっていったが…。

『日本列島』
公開:1965年
監督:熊井啓
主演:宇野重吉、芦川いづみ、二谷英明、鈴木瑞穂、武藤章生、平田守、庄司永健、下元勉、伊藤寿章、長尾敏之助、雪丘恵介、長弘、紅沢葉子、佐々木すみ江
アメリカ軍曹の水死調査を依頼された秋山は、事件を追っていくうちに次々と新たな事件にでくわす。その裏には、 CIAと結託してアメリカの国家戦略に加担する元軍人たちの影が!帝銀事件を主軸に、下山、三鷹、松川、スチュワーデス殺人など、戦後日本を震撼させた迷 宮事件を題材とし、占領下の日本の世相に鋭く切り込んだ熊井啓の出世作。


『実録三億円事件 時効成立』
公開:1975年
監督:石井輝男
主演:小川真由美、岡田裕介、金子信雄、田中邦衛、絵沢萠子、滝沢双、田島義文、近藤宏、河合絃司、相馬剛三、山田光一
現実に時効が迫るなか、独自に「三億円事件」の真相を追った作品。会社の金を横領して競馬につぎ込んで首になった西 原と情婦の孝子は、借金に追われた末に現金強奪を決行。犯行後、足がつかないよう貧乏生活を続ける2人だったが、時効が40日と迫ったところで、西原が隠 していた金を掘り出してある行動に出たことから刑事に疑われ…。製作陣による綿密な取材、捜査本部の協力、実際の事件現場でのロケなど、フィクションなが ら実録ものの様相を呈して話題となった。

『青春の殺人者』
公開:1976年
監督:長谷川和彦
主演:水谷豊、内田良平、市原悦子、原田美枝子、白川和子、江藤潤、桃井かおり、地井武男、高山千草、三戸部スエ
1969年に千葉県市原市で起きた22歳の青年・斉木順の「理由なき殺人」を描いた中上健次の短編小説の映画化。長 谷川和彦の監督デビュー作でもある。異常とも言える父親の干渉と母親の溺愛から逃れようとするかのように凄惨な親殺しに走る順役に、和製ジェームス・ ディーンとも言われた水谷豊。17歳の魅力溢れる原田美枝子にも注目。


『復讐するは我にあり』
公開:1979年
監督:今村昌平
主演:緒形拳、三國連太郎、ミヤコ蝶々、倍賞美津子、根岸とし江、小川真由美、清川虹子、絵沢萠子、白川和子、殿山泰司
九州で起きた二件の強盗殺人で指名手配されていた榎津が遺書を残して入水自殺した。しかしそれは偽装工作に過ぎず、 浜松、東京と場所を変え、榎津は詐欺と窃盗、殺人の罪を次々に重ねていく…。今村昌平はノンフィクションを下敷きに更なる取材を重ね、犯罪者となった男の 生い立ちや女性遍歴、父との相克を描き出した。また、犯行現場となったアパートをロケで使用するなど、徹底してリアリズムを追求した。

『衝動殺人 息子よ』
公開:1979年
監督:木下恵介
主演:若山富三郎、高峰秀子、田中健、大竹しのぶ、近藤正臣、藤田まこと、加藤剛、吉永小百合
川崎で町工場を営む川瀬は、後取り息子・武志の結婚を目前に幸せな老後を思い描いていたが、武志はある日突然帰らぬ 人となってしまう。理由もなく武志を刺した19歳の少年に課せられた刑の軽さ、残された家族への国の冷たさという現実を目にした川瀬はついに…。様々な偏 見や中傷に耐えて国に訴えを起こす遺族の姿を直球で描いた本作公開後、犯罪被害者を救済する法律が実際に日本で施行されることになった。


『さらば、わが友実録大物死刑囚たち』
公開:1980年
監督:中島貞夫
主演:磯部勉、愛川欽也、永島敏行、高橋昌也、中谷一郎
カービン銃事件で世間を騒がせた死刑囚の手記をもとに、獄中で共に生活した大物死刑囚たちの姿を描く。死刑を宣告さ れた大沢は、最愛の妻の為に出所を心に誓う。共に投獄されている仲間達が絞首刑になっていく中、死刑囚自らが弁護人として立ち、法廷闘争に賭けるのだっ た。「俺は死なんぞ!生きてみせる。」あくなき生への執念と死刑囚同志の男の友情を、鮮烈に描いた異色娯楽作。

『凶弾』
公開:1982年
監督:村川透
主演:石原良純、古尾谷雅人、山田辰夫、高樹澪、秋吉久美子、神山繁、若山富三郎
少年院出身の青年たちが自動車強盗をして警察に追われたあげく、最後まで捕まらなかった一人が乗客・乗務員46人を 人質にフェリーを乗っ取り、当時の社会に波紋を呼んだ瀬戸内シージャック事件。その事件についての小説をもとに、犯人たちの辿った人生と孤独な心理を描い た異色の青春映画。石原良純のデビュー作であり、豪華な俳優陣が脇を固めた


『疑惑』
公開:1982年
監督:野村芳太郎
主演:桃井かおり、岩下志麻、鹿賀丈史、柄本明、真野響子、森田健作、仲谷昇、伊藤孝雄、内藤武敏、小林稔侍、新田昌玄、梅野泰靖、水谷貞雄
家族の乗った自動車が海に転落し夫だけが生き残るが、その後夫が妻と連れ子に3億円もの保険金をかけていたことが判 る。この九州で実際に起きた保険金殺人事件をモデルに、男女を入れ替えた形で書かれた松本清張の小説を作者自らが脚色、野村芳太郎が殺人容疑者の女性と女 性弁護士の感情のぶつかり合いを軸に描いた作品。2人の主演女優の息詰まる演技合戦が見もの!

『TATOO [刺青] あり』
公開:1982年
監督:高橋伴明
主演:宇崎竜童、関根恵子、渡辺美佐子、太田あや子、忍海よしこ、矢吹二朗、下元史朗、風間舞子、ポール牧
大阪で実際に起きた三菱銀行立て籠もり事件を描いた、ピンク映画出身の高橋伴明監督の一般映画デビュー作。犯行その ものは一切描写せず、犯罪にいたるまでの犯人の人生を描くことで、「30歳になるまでにドデカイことをやったるで!」と誓った少年院上がりの男の人間像を 浮き彫りにする手法は見事。主人公を演じた宇崎竜童の「ハッシャバイ・シーガル」は、哀れな男の最期にふさわしい名曲。


『顔』
公開:2000年
監督:阪本順治
主演:藤山直美、豊川悦司、國村隼、大楠道代、牧瀬里穂、内田春菊、九十九一、早乙女愛、渡辺美佐子、中村勘九郎、岸部一徳、佐藤浩市
同僚ホステスを殺害した後、幾度となく名を変え顔を変えて全国を逃げ回った福田和子にインスパイアされた作品。 阪本順治が名女優・藤山直美をヒロインに迎えて作り上げた女性賛歌である。藤山は同年度の主演女優賞をほぼ独占。豊川悦司に大楠道代、國村隼、さらに彼女 の処女を奪う通りすがりの男に何と中村勘九郎と、芸達者な役者が脇を固める。

特集上映・映画祭

左記参照

料金:通常2本立て上映(入れ替え無し) 一般:1400円、シニア・会員:1000円、大学高校生:800円、中学生以下:500円

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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