
カウントダウンイベントや初詣など催し物の多い年末年始、渋谷は大勢の人でにぎわう。この時期はイベントも多く、中でも「映画の街」に相応しく、渋谷の映画館で上映される作品は63本。特集上映などを含めると70本以上の作品が公開されている。また、2006年3月よりオープンした「ヨシモト∞ホール」ではお正月でも連日無料でお笑いライブが行われるほか、老舗のシアターDでも初笑いライブを楽しめる。明治神宮や金王八幡宮で初詣をしたあとは、じっくり映画を見るもよし、にぎやかな初笑いで縁起を担ぐもよし、どちらも楽しめる渋谷へ出かけよう。

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「イン・ザ・スープ 15th ANNIVERSARY ORIGINAL CUT」 シアターN 渋谷 1992年→2007年/日本・アメリカ/93分人生は、“イン・ザ・スープ(どつぼにはまる)な”ことだらけ・・・。舞台はニューヨーク、イーストビレッジのクリスマス。映画製作に情熱を燃やすシャイな青年アルドルフォ(スティーヴ・ブシェーミ)は、隣に住む美女アンジェリカ(ジェニファー・ビールス)をヒロインに映画を撮ることを夢見ている。監督自身の実話を基に、温かい眼差しと微笑ましいユーモアで描く映画製作の夢。 |
今から15年前に、今はなきミニシアター「シネヴィヴァン六本木」で、本作品をご覧になった映画ファンもきっと多いことでしょう。映画館のあった跡地には、現在、六本木ヒルズが聳え立ち、月日の経過を改めて実感・・・。主演スティーブ・ブシェミが演じる映画青年と、ちょいワルオヤジのシーモア・カッセルのやりとりが何とも愉快な心温まるコメディ。映画への夢、危険で怪しい仕事、恋に友情と、良い映画の要素が多分に詰まった秀作。特に羽根が部屋を舞うシーンは、時を経た今でも強く記憶に残る。リバイバル上映するこの機会をぜひお見逃しなく。(編集部) |
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「鉄コン筋クリート」 渋谷東急 2006年/日本/111分義理と人情とヤクザの”地獄の町”<宝町>を飛び回る二人の少年シロ(声:蒼井優)とクロ(声:二宮和也)の物語。原作は全3巻で100万部突破した人気作が、『アニマトリックス』ほかハリウッドのVFXの第一人者マイケル・アリアスと日本アニメ界の最高峰「スタジオ 4℃」という夢のコラボレーションにより、活き活きと動き回る。 |
待ちに待った松本大洋の代表作のアニメ化。原作で描かれていた下町のノスタルジックな風景と、善悪を超越したカオティックな世界観を、日本滞在経験のあるアメリカ人監督がどのように構築しているかが見どころ。UKエレクトロニカの雄、Plaidが担当した音楽などアニメ化への興味は尽きない。『パプリカ』『スキャナー・ダークリー』とともに、アニメーションの現在進行形として見逃せない一本。シロの”宇宙一の蹴り”はどう表現されているのでしょうか?(編集部) |

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お正月キャンペーン「渋谷ヨシモト∞ホール お正月ミニステージ」
<初笑いミニイベントショー> 日時: 1月1日(月)〜1月3日(水)の15時〜、18時〜各30分(予定) |
ヨシモト∞ホール2006年3月25日に「タダで笑える新スタジオ」としてオープンしたイベントスタジオ。吉本興業所属の若手お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」と「ほっしゃん。」が司会を務める5時間の公開生放送番組「ヨシモト∞(無限大)」を年中無休・観覧無料で行っている。 | ![]() |
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ニュースタッフエージェンシー所属芸人によるお笑いライブ「Drive」
出演:瞬間メタル、弾丸ジャッキー、ダークホース、ヴィンテージ、かげべんけい、ジンカーズ、ゴーバンブー!!、青春バニラ、ツナフィッシュ、オーシャンズ、こまつ、バンビーナ、ちひろ組、ツーハウス、+(12月なりあがり2006優勝者)
前売:1000円 当日:1300円 |
シアターD1996年にセンター街にオープンし、2006年5月15日に公園通りに移転し、リニューアルした。様々なプロダクション所属の芸人によるお笑いライブを中心に公演を行い、若手お笑いタレントの育成・登竜門の場となっている。 | ![]() |