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1/30にて渋谷ピカデリー閉館

「渋谷ピカデリー」が、1月30日閉館する。

渋谷ピカデリーは、1985年、渋谷・道玄坂にある娯楽設備や飲食店が集まる商業ビル「ザ・プライム」6Fに、松竹直営の映画館「渋谷松竹セントラル」として開館。

開館当初は松竹配給の洋画を封切り上映してきたが、2003年6月に「渋谷ピカデリー」と名称を変更以降は、洋画・邦画の最新作を中心に公開。代表上映作は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどで、ミニシアターの集まる渋谷の中にあって、ハリウッド大作を鑑賞できる映画館として、これまで興業を続けてきた。

プライムでは、「渋谷松竹セントラル」開館と同年、元々セゾングループの傘下だった東京テアトルの運営する映画館「シネセゾン渋谷」も開館している。

日本では、戦後しばらく「1つの映画館に、スクリーンは1つ」というスタイルが主流だったが、1950年代から1980年代にかけて「同一の施設内に複数の映画館を備える」スタイルが徐々に広がる。プライム施設内での2館の同時期のオープンもその代表的な例の1つで、以降、1990年代にはいると、映画館は、同一の映画館に複数のスクリーンを集約する「シネマコンプレックス」へと興業スタイルを変えて行く。

松竹株式会社/映画興行部によれば、今回の閉館は、昨年の新宿ピカデリーのオープンに伴うもの。1階席と2階席の2層構造に333席を有する1スクリーンの渋谷ピカデリーに対し、新宿ピカデリーは、都心最大級のシネマコンプレックスとして、全10スクリーンを保有。渋谷ー新宿エリアの観客を一本化させることが狙い、とのことだ。

渋谷ピカデリーは、『ワールド・オブ・ライズ』を今月30日まで上映し、23年間に渡る興業に幕を下ろす。『ワールド・オブ・ライズ』は、リドリー・スコット監督が「何の役にも立たないモラルを破り捨て、嘘に命を賭ける男たちが、熱き頭脳戦を繰り広げる世界」を伝えるアクション・サスペンスだ。

渋谷の映画館の移り変わりを、松竹の沿革と共に伝えてきた渋谷ピカデリー。
同館で映画を鑑賞できる最後のチャンスに、足を運んでみてはどうだろうか?

『ワールド・オブ・ライズ』
(2008年/アメリカ/配給:ワーナー・ブラザース映画)
上映場所:渋谷ピカデリー
上映期間:2008年12月20日〜2009年1月30日 10:45/13:30/16:15/19:00
監督:リドリー・スコット
出演:レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング


(2009/01/20)

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