カルチャーニュース 編集室が最新記事をpickup!

ドイツ人アーティスト、ダーク・スクレバーさんのアジア初個展@渋谷・NANZUKA

ドイツを代表するアーティスト、ダーク・スクレバー(Dirk Skreber)さんの個展「so so so mottekoi」が2012年10月13日より、渋谷・NANZUKA(渋谷区渋谷2-17-3)で始まる。同展はスクレバーさんのアジア初の個展となる。

スクレバーさんは、1961年、北ドイツ・リューベックに生まれ。主な作品はフランクフルト現代美術館(MMK) やケルンのスカルプチャーパークなどに収蔵。2000年には、若手アーティストのための国立美術館賞(Hamburger Bahnhof, Berlin)を受賞するなど、現代のドイツを代表するアーティストの一人として確固たる地位を築いている。

スクレバーさんの作品の主なモチーフは、自然災害や交通事故の現場。見慣れた風景や形態が変化する事で異質な存在となっていく過程に注目する。スクレバーさんの関心は自動車のクラッシュなど事故にあるわけではなく、「充電と消耗を繰り返したり変形や再変形を繰り返すバッテリーや、精神的肉体といった物理の法則や形而上学的エネルギーの全体像を見通すドアを開けるかの如く、とてつもなく大きく完璧なエネルギーの移行を引用すること」。破壊によって具体的対象が抽象化する過程に対する美学的関心や、私たちの視覚認識がいかに感情の変化に影響を与えるのか、というテーマに興味があるという。

またスクレイバーさんは、スポンジを毟り取ることで光学的なグラデーションを生み出し造形を浮かび上がらせる"Pluck painting"や、同心円状に厚く盛り上げた絵の具を一気に崩しながら造形を生み出すオリジナルのペインティン手法を開発するなど、アートの可能性を探るべく常に挑戦的に作品づくりに取り組んでいる。

アジア初となる同展では、カークラッシュ・スカルプチャーの制作現場(本物の自動車がクラッシュする瞬間)をハイスピードカメラで撮影した映像作品と、カークラッシュ・スカルプチャーのミニチュアモデル、また"pluck painting"で描かれた新作の女性の肖像画1点、そして水中を泳ぐダイバーを描いた最新作のオイルペインティングを発表する。初日にはスクレイバーさんを迎え、レセプションパーティーの開催も予定される。会期は11月11日まで。

ダーク・スクレバー「so so so mottekoi」
〇会期:2012年10月13日(土) 〜 11月11日(日)
〇時間 : 火曜日〜土曜日(11:00 〜 19:00)
日曜日(12:00 〜 18:00) ※休廊日は月曜日

〇オープニングレセプション:10月13日(土)18:00〜20:00
〇場所:NANZUKA(東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB1F)

<掲載作品>
diver (with anti-matter gatling gun), 2012, oil on canvas, 72/48 in.

(2012/10/10)

一覧へ