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2001年の渋谷を舞台にしたドキュメンタリー「ドコニモイケナイ」@ユーロスペース

2001年の渋谷を舞台に、たくましく生きる若者たちの姿を捉えたドキュメンタリー映画「ドコニモイケナイ」が現在、渋谷・ユーロスペースで公開されている。

アメリカ同時多発テロが発生した2001年、「自分の居場所が確実にあるはずだ 」 と信じてやまない10代や20代前半の若者たちが、居場所を求めて混沌とした「渋谷の街」に集まる姿を追ったドキュメンタリー。

製作は当時20歳、映画学校に通う島田隆一監督をはじめ、その仲間たち。学校の実習テーマを模索する中で、島田さんらは、歌手になることを目指し、故郷、佐賀県からヒッチハイクで出てきた吉村妃里さんと渋谷で出会う。ストリートでひときわ違光を放つ彼女の話を聴くうちに、彼女の魅力に惹きつけられた島田さんは半年間にわたってカメラを回し続ける。ところが突然、彼女は総合失調症を発症し緊急入院し、そのまま映画撮影は中断してしまう。その後、学校を卒業した島田さんは映像制作の道へと進むが、「映画監督になる」と意気揚々としていた10年前の自分に決着を付けるため、再び彼女に会う決意をし佐賀へ向かう…。同作品は総合失調症前後の一人の少女、そして監督自身の10年間の姿を通し、夢と現実、都市と地方など、様々な悩みと問題を抱えるゼロ年代を過ごした若者たちの生き方を問う記録となっている。

この10年間で渋谷の街はどう変わり、若者たちはどう変化したのだろうか…。

映画「ドコニモイケナイ」
2011年/日本/デジタル/カラー/4:3/86分/ドキュメンタリー
〇上映:2012年12月14日まで
〇時間:21:10〜22:40
〇劇場:ユーロスペース
〇監督:島田隆一
〇出演:吉村妃里
〇配給:JyaJya Films
〇公式HP:http://dokonimoikenai.com/

(2012/12/01)

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