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Shibuya of future talks about the KEY PERSON key person

Long interview of [key personnel] to be active mainly in the Shibuya. Place a "Shibuya of appeal" through their words.

profile

UrumaDelvi's (Left: Uruma-san, right: Mr. Derbi) duo content creators to continue the activities in the couple. After graduating from the Kuwasawa Design Institute, participated in the program "Ugo Ugo Ruga" of Fuji TV series in 1993, attention created a popular content, such as "Shikato". Then animation and characters, software, such as essays, activity without being bound to the genre. 2007, broadcasting has been a smash hit songwriting animation dealt with "Bottom Biting Bug" is "NHK Minna no Uta". That in addition to the masterpiece "capsule Samurai" (animation / Eigorian 3), "I blobbing aspirations" (Illustration essay / hobonichi), there is a such as "surprised mouse" (software / Playstation2).

メジャーとサブカルをつなぐパイプが弱くなった

--他の街にいる時と、どこか感覚が違うということでしょうか。

(Derbi)普通、どこかの街を訪れる時は、買物や食事など、何かの目的がありますよね。たとえば新宿なら買物、銀座ならギャラリー巡りとか。でも渋谷の場合、特に目的もなく訪れる人が多そうな気がします。
(Uruma)渋谷には、「人に会いに来る」という側面が強いと感じますね。それから、渋谷は明治通りと国道246号くらいしか大通りがなく、街が細かく区切られていないから、散策をするにしても連続性がある。大通りは「川」のように街を分断し、生態系を変化させますから。
(Derbi)それは言えているかも…。街に一体感があって、うろうろとするのが楽しいですからね。

--最近の渋谷を見て、とくに感じることはありますか。

(Uruma)クリエイターが集まるところは昔から変わらないけど、メジャーとサブカルをつなぐパイプが以前よりも弱まっている気がしますね。流行やカルチャーの種をいち早くかぎわけて、それをメジャーへと育てる人が昔は沢山いたし、エネルギーもあったと思う。とくに渋谷パルコなんかは頑張っていましたよね。たとえば、渋谷のレコード店の数は世界一ですが、どこかのイベント会場に集結して展示会や即売会を開くことはまずないでしょうし、「レコード店マップ」のようなものもない。いつの時代も若者は無方向な元気さを持っていますが、それを集合体として方向付けるオトナの側に元気がないんですよね。街づくりという視点で見ると、地方の市町村が町おこしをしたくて必死にネタ探しをするなか、渋谷には沢山のネタがある。しかし、行政は基本的に民間任せで、今の時代、民間も余裕がないから、どうしても目先のことを考えてしまう。けれども、文化は投資してすぐに生まれるものではありませんからね。

渋谷は人の力で動かせる範疇を超えているかもしれない

--文化の消費のされ方も変わってきているのでしょうか。

(Uruma)昔はメジャーとサブカルがはっきりしていたけど、今はサブカルしか存在しないと言っても良いかもしれない。たとえば、近年、日本中の誰もが知っている流行語がありませんよね。流行語に限らず、一部の人ではなく日本中の誰もが熱狂するというカルチャーは、今後は生まれないかもしれませんね。文化が分断され、あちこちで局地的な熱狂があるという状態です。「おしりかじり虫」にしても、子どもの間での知名度は高くても、知らない人はまったく知らない。そういう状況が生まれた要因を考えると、やはりケータイの普及が大きいのかもしれません。渋谷のファミレスでも女子高生のグループがそれぞれ黙々とケータイをいじっている光景を見たことがありますが、それではコミュニケーションは生まれませんよね。狭い世界のなかで興味が閉じてしまい、新しい出会いや仲間をつくることに意欲的ではなくなっていると感じます。

--お二人が「おしりかじり虫」で伝えたいメッセージは?

(Derbi)子どもから大人まで、みんなに楽しんでもらいたいというのが一番ですね。それから、大人に向けては、癒されてばかりいないで、そろそろ疲れた状態を脱して元気になりましょうということも伝えたかった。
(Uruma)とはいっても、最初から深く考えていたわけではなく、面白いかも、と思い付いたのが誕生のきっかけです。
(Derbi)今はアニメーションやキャラクターに関する仕事が中心ですが、普段から面白いと思ったら何でもやろうというスタンスなんです。「これは自分の分野ではない」「これは勉強したことがない」などとは考えず、とにかくやってみる。
(Uruma)たとえば、飲み屋で「こんなケータイがあったら面白いね」といった話をしますよね。そういう思い付きをシラフで追求している感じでしょうか。進めていくうちに自分たちではできないことがあれば、誰かに協力を依頼する。

--最後に今後の渋谷へのメッセージをお願いします。

(Uruma)渋谷って、ある意味、人の力で動かせる範疇を超えているかもしれない。これまで通り、混沌とした状態に手を加えず、それがどこまで進んでいくのかを見てみたい気がします(笑)。
(Derbi)そうですね、たしかに下手にコントロールをしないのが正解かもしれない。自由であることが渋谷という街の個性なのだから、それを保っても良いと思う。
(Uruma)ただ、もう少し、街としてのゆとりがあっても良いかも。たとえば、大阪のアメリカ村では、狭い区画をクリエイターにタダ同然の料金で貸して、そこから全国的に有名になったという人もいます。先ほどの話にもつながりますが、個人の小さな力を引き上げてあげる取り組みがもっと必要ではないでしょうか。

レッツゴー!うるまでるび

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