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Shibuya of future talks about the KEY PERSON key person

Long interview of [key personnel] to be active mainly in the Shibuya. Place a "Shibuya of appeal" through their words.

profile

1953 Born in Tokyo. 1975, it completed a Kuwasawa Design Design Department. Engaged in illustration and character design, magazine series, Sotei, animation, and narration. Since 1992, TV Asahi "Tamori Club" mishearing addition to starring in the hour, music band "chocolate baby's," "FOOLLENS (Furenzu)", "arbitrarily tourism association" with Jun Miura, the exhibition was to "work" on the theme band "OBANDOS (Obandosu)" such as during expand the variety of activities.

自分の立ち位置を大切にして仕事をしている

--クリエイターとしてマルチに活躍されていますが、もともとクリエイターを目指されていたのでしょうか。

父親が肖像画の画家だったので幼い頃から絵をよく描かされたけど、クリエイターになりたいという気持ちはあまりありませんでした。高校時代、RCサクセッションの「ぼくの好きな先生」とだぶる、ヘビースモーカーで長髪の美術の先生がいたんですよ。友だちは、その先生からタバコをもらって一緒に吸っていましたからね(笑)。そんな姿を見て教師という仕事も自由でいいなと思ったんですけど、その先生に話してみたら、「面白くねえよ」と(笑)。そんなことがあって桑沢に進みましたが、デザインやグラフィック、写真とか、それぞれ好きな道を目指している友だちと一緒に学ぶのはもう、めちゃくちゃ楽しかったですね。卒業後は、イラストレーションとかデザインとか、いろいろやってきて、二次的にテレビに出たり、ナレーションをやったり、今は道楽に近い仕事として音楽活動もしています。「音楽で認められたい」という欲求はあまりなくて、「楽しそうだな」「自分にもできるんじゃないか」と思って、うかつに入ってしまったという感じ。本業の絵の仕事でNGを食らうのは恥ずかしいという気持ちがすごく強いけど、音楽だったらそんなことはなく、すぐ後ろに非常口のマークがあるような気持ちでやっています(笑)。やっぱり本気でやっているプロのミュージシャンはすごいですから、とても及ばない。

--安齋さんを見ていると、とても自然体で仕事をされているように感じます。

周囲から力が抜けているように見られるのは、知り合いがいるところでしか仕事をしていないからだと思いますよ。これまで、大概の仕事は、友だちとの関係の中でやってきたし。そういう意味では幸せな環境で仕事をしてきたと思いますよ。テレビに出始めたのも、放送作家の友だちに借りがあったのがきっかけ。その友だちからすると、ダジャレや音楽の仕事とかいろいろやっていたし、ロン毛だったし、なんか面白そうだなと思ったんでしょうね。自分がテレビに出られているのは、テレビ番組にもいろいろな形や棲み分けができたということなのかなと。ただ、自分の身の丈は分かっているつもりなので、『タモリ倶楽部』以外は難しいかなと思っていますよ。もう、タモリさんラブ、ですからね。

オヤジの店が増えると街のボトムがしっかりする(笑)

--最近は、渋谷でどんな過ごし方をしますか。また渋谷に残してほしいものは?

「やきとり屋」が密集する渋谷中央街

今は、友だちと飯を食ったりすることが多いかな。バンドをやっていると、不思議と下北に集まることも多くなるんですよね。売れている人も売れていない人も、なぜか下北なんだよな。最近の渋谷は、グッとくるお店が少なくなったというのもありますね。とくにボロボロの暖簾がかかったオヤジの店がどんどん潰れてるでしょ。オヤジの店が少なくなっていくのは寂しい限りですよ。この歳になると、居酒屋の店員から大きな声で「いらっしゃいませ!!」なんて声をかけられたくないんですよ。そっと入っているんだから、ショックで死んじゃうよ。だから結局は、焼き鳥屋の「山家」に落ち着くんですよね。若者にシフトを切り替え過ぎると街が荒れ、オヤジの集まる店を増やしたら、音楽的にいえば、ボトムがしっかりとしますよ。ベースとドラムがよく効いている感じの(笑)。一時期、「オヤジ狩り」という言葉が流行っておじさんたちの足が遠のいたのだとしたら、それこそ風評被害だよね。渋谷は他の街より安全ですよ。真夜中に若い女の子がお尻を半分出して歩いても平気な街なんて、そうありませんよ。

--渋谷で導入したら面白いと思われる取り組みなどはありますか。

非常口の緑のマークがあるじゃないですか。立ち入り禁止の札でもいいんですけど。ああ いうものを若いアーティストに自由につくらせたら面白いんじゃないかな。そういう取り組みって渋谷らしいと思いませんかね。確か、アメリカのどこかの町がお金を出して、アーティスト育成のためにやっているんですけど、いい取り組みだと思いますよ。ロンドンなんかを歩いていても、混雑しているのに不思議なくらい人とぶつからないんですよ。一方通行とか人の流れをきっちりと計算してつくられているんですね。スクランブル交差点で縦横無尽に人が行き交うのは渋谷の良いところでもあるけど、もう少し整理しても 過ごしやすいかなと思いますね。例えば、行き先に応じて異なる色の看板をつくって、「この色を目指していれば代々木公園に行ける」といったような街になれば、雑多な物が混在しつつも整理された優しい街になる気がします。あと、何でもかんでも詰め込めばいいというわけではないけど、もう少し学校を誘致してもいいかもしれないね。それこそ桑沢みたいな。学校が増えると、街に集まる人の層が真面目になりますから。

--今後の夢や目標をお話ください。

ソロアルバムを出したい。ぜんぜん身の丈に合ってないですね(笑)。それは冗談として、画集を出したり、展覧会をやったり、やはり本業である絵の仕事の幅を広げていきたいですね。親父には、仕事は何でもやって、「蛭子さんを目指せ」と言われているんだけど(笑)。いくら親から言われたことでも嫌ですよ、あの人はパンツ一丁で熱湯に入れる人ですから(笑)。まあこれからも、身の丈に合ったことをやっていられるのが幸せというものではないでしょか。

■安齋肇さんの近日開催イベント

OBANDOS ワンマンライブ「工作星人の逆襲 II」

© illustrated by 朝倉世界一

OBANDOS ワンマンライブ「工作星人の逆襲 II」

日程:
11月28日(月)
会場:
音楽実験室 新世界
OBANDOSメンバー:

Zai(安齋肇)、Kura(朝倉世界一)、Rane(白根ゆたんぽ)、Buki(しりあがり寿)、Hashi(高橋キンタロー)、Bo(薙野たかひろ)、Kin(なんきん)、Moto(パラダイス山元)、Tammy(ミック・イタヤ)
ゲストダンサー:

ミス・キャバレッタ

※詳しくはこちら

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