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「うまみ」テーマに47の郷土料理を紹介する展覧会 渋谷ヒカリエ・d47 MUSEUMで

「うまみ」をテーマとした展覧会「NIPPON UMAMI TOURISM」が現在、渋谷ヒカリエ8階・d47 MUSEUMで開催されている。

2012年の開館以来、同ミュージアムは伝統工芸から若い世代によるクリエイション、観光や食文化まで、さまざまなテーマで47都道府県の個性を紹介している。今回は、日本を発祥とし、今や世界共通語となっている「UMAMI(うまみ)」をテーマに、味覚としての「うまみ」のみならず、47都道府県の郷土で受け継がれる知恵や文化など、各地の食の風景を含めて感じてもらう企画展となっている。

カツオに含まれる「イノシン酸」、昆布に含まれる「グルタミン酸」、干しいたけに含まれる「グアニル酸」、アサリなど貝類に含まれる「コハク酸」と、「うまみ」は伝統的な郷土料理に欠かせない味覚。同展では単なる味覚の要素としての視点だけではなく、その地域の歴史や自然、文化、生活など、その土地固有の土着的な「らしさ」にも注目する。

▲会場内の展示の様子

会場内では、秋田県の「いぶりがっこ」、福島県の「三五八漬け」、兵庫県の「たこめし」、熊本の「からし蓮根」など、それぞれの風土に繋がる郷土料理を、47都道府県から一つずつ選び、それが生まれた出会いの物語や文化が生まれた背景を、写真・映像・文章・関係性マップを通して一つ一つ丁寧に展示紹介している。

47の郷土料理の展示のほか、会期中は「海藻食文化日本」「郷土料理を道具から考える」など、様々なテーマで食に関する各界の担い手を講師に迎えて、「うまみ」を学び考えるトークやワークショップも行う。
▲日本全国の「うまみ」が味わえる「NIPPON UMAMI SHOKUDO」

さらに隣接する「d47食堂」では、展覧会で紹介する郷土料理を実際に食べられる特別メニュー「うまみ定食」が月替わりで登場し、「見て」「参加して」「食べる」という3つ体験を通じて、多角的に「うまみ」の魅力を伝えていく。

「うまみ」を起点に旅に出かけてみてはいかがだろうか。会期は9月15日まで。

NIPPON UMAMI TOURISM
日程:2024/4/26(金)〜9/15(日)
時間:12:00〜20:00 (最終入場 19:30)
場所:d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8F)

トーク&ワークショップ開催予定
DAY 1 6/15(土)風土を伝えるメディアの役割とこれから
DAY 2 7/5(金) 海藻食文化日本
DAY 3 COMING SOON
DAY 4 9/8(日) 郷土料理を道具から考える

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