


(※)こちらは、2006年4月時点のインタビューで、営業時間等、施設情報に変更が加わっています。詳細は「ヨシモト∞ホール」までお問い合わせください。


--どのような理由で渋谷を選んだのでしょうか。 もともとは有明のスタジオを使っていたのですが、そこが3月で閉じることになったので、都心で300人位が入れる会場を探していたんです。渋谷を選んだのは、以前に経営していた公園通りの劇場の感触が良かったから。劇場にしては天井が低く、柱が多かったという事情もあって閉めたのですが、その時の経験のおかげで「オレも出たい」とか「漫才ってどうやればいいの」とか、プロになりたいというヤツがどんどん集まって、東京にNSC(吉本総合芸能学院)を作るきっかけになったんですね。その中からガレッジセールやインパルスが出てきた。そういう街の持つ「吸引力」の強さを感じていたこともあり「渋谷がいいなぁ」と。
--観覧客には、どのような世代を見込んでいますか?


ヨシモト∞ホール


--今の渋谷に、その懐はあると思いますか? あると思いますよ。
--竹中さんご自身と渋谷との付き合いは? 20数年前には赤坂に事務所があり、そこに時々出張で来ていました。その頃はタワーレコードが渋谷と横浜にしかなく、よく仕事の合間に来ていました。私が転勤で東京での仕事に本腰を入れるようになってからは、表参道に住んでいます。どこに住もうかと迷ったのですが、地下鉄が便利だったので。最初は地元の気分でジャージと草履で歩いたら、かなり浮いてしまい、原宿辺りで引き返したこともありましたね(笑)。まだ回遊するほど渋谷の街には馴染めていませんが、レコード屋を巡るのが楽しいですね。あと、気に入っている沖縄料理屋やバーなんかもあります。駅前だけを見ると人が大勢で気が滅入りますが、上手に探したらのんびりできる空間が結構ありますね。
--最後に、今後の渋谷に望むことをお聞かせください。

あと、ボクは、渋谷には、世界の「SHIBUYA」に成長して欲しいと思うんです。ブロードウェーに負けてられないですよ。映画の撮影で香港に行ったら、現地の若者は渋谷や原宿で服を買っていると言うんですね。そういう「渋谷ファン」を世界中に作って欲しい。それにはインターネットも活用できるだろうし、何よりも「ここでしか買えない」「ここでしか観られない」というモノを増やしていくことが大事じゃないですか。
「オフ・ブロードウェイ」とは
マンハッタンにある比較的小さい劇場で上演される演劇のこと。目安としては500席以下の劇場を呼ぶ。ブロードウェイではミュージカルが多いのに対して、オフ・ブロードウェイではストレート・プレイ、パフォーマンス、1人芝居、ダンス、ミュージカルなど様々なジャンルの作品が上演されている。オフ・ブロードウェイでロングラン上演されているものには「STOMP」や「Blue Man Show」がある。(「Wikipedia」より)
■プロフィール
竹中功さん
1959年大阪市生まれ。1981年に吉本興業に入社。以後、広報担当を務め、今年2月に300号を迎えた雑誌『マンスリーよしもと』の編集長も兼務。NSC(吉本総合芸能学院)のプロデュースにも携わり、一期生として入校したダウンタウンなどの面接を務める。現在は、メディアリレーションズセンター、および広報センターのセンター長を兼任。『ナビィの恋』『無問題』をはじめ、多くの映画の製作も担当。
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ヨシモト∞ホール東京都渋谷区宇田川町31-2 渋谷ビーム内 ヨシモト∞ホール JRほか渋谷駅から徒歩7分 |
吉本興業が、宇田川町のアミューズメント施設「BEAM(ビーム)」の地下1階に開設した無料ライブホール。客席数は282席。1年365日、16時から21時まで、スタジオを兼ねた同ホールから、スカイパーフェクTVの吉本専用チャンネル「ヨシモトファンダンゴTV」の公開生番組「ヨシモト無限大」を放送する。番組は、CS放送のほか、ウェブ、携帯電話でも有料配信。 |
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