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渋谷に新しい待ち合わせスポット誕生 「デジタルハチ公」「ラブベンチ」

渋谷の待ち合わせスポットといえば、まずはJR渋谷駅前の「忠犬ハチ公像」を思い浮かべる人が多いだろう。とはいえ、平日でも多くの人々でごった返しているため、ここで待ち合わせをしてもそう易々とは出会えない。ハチ公前で「どこにいる?」って、スマホで連絡を取り合った経験を持つ人もきっと少なくないはず。

少しこなれた人なら、ハチ公前ではなく東急5000系「アオガエル」の中や、渋谷駅南口の「モヤイ像」、SHIBUYA109外階段を昇った「2F屋外休憩所」、渋谷マークシティのエスカレーター下、岡本太郎「明日の神話」前……など、少し混雑を避けたスポットを指定して待ち合わせをしているに違いない。

そこで今回は、従来のスポットに新たに加えてほしい「新しい待ち合わせスポット」を2カ所紹介していきたいと思う。

|最新技術を使った「デジタルハチ公」 雨でも快適に待ち合わせ

▲渋谷フクラス内にオープンした「東急プラザ渋谷」

一つ目は、12月5日に開業した渋谷フクラス内の商業施設「東急プラザ渋谷」2Fにオープンした「GMOデジタル・ハチ公」だ。
▲GMOデジタル・ハチ公

そのネーミングからも分かるように、渋谷のシンボルである「ハチ公」のデジタル版である。ホログラムディスプレイといい、LEDを実装したファンを高速回転させて、その回転残像効果で臨場感ある立体映像を浮かび上がらせている。

カメラのシャッター速度を上げて撮影すると、上写真のようにファンが回転しているのがよく分かる。

デジタル・ハチ公の右側には、専用の端末が設置。タッチパネルのディスプレーには、世界7カ国の国旗が表示されている。そのうちの1つを選択すると、デジタル・ハチ公の衣装やその周りの景色も変化し、まるで世界7カ国をハチと一緒に旅している気分が味わえるという趣向だ。

▲ハチ公の後面・左面・右面に巨大なディスプレー、中央には椅子が設置。

アイコニックなデジタルハチ公以外にも、同スペースでは様々な映像コンテンツが楽しめる。ハチ公後方の壁一面が巨大な高精細ディスプレー(220インチ・幅4.854メートル×高さ2.732メートル)で、このディスプレーでは常時、日本各地の美しい自然がパノラマで楽しめる映像コンテンツや、「ハチ公」にまつわる感動物語を映像化したオリジナルコンテンツなどを上映している。

このデジタルハチ公を運営するのは、渋谷フクラス8〜16階にオフィスを構えるGMOインターネット。渋谷で創業・成長した同社は、渋谷を愛する企業として渋谷の新たなランドマークとなる「待ち合わせ場所」を誕生させたという。確かに今まで、渋谷駅西口エリアにはこれといったスポットがなかったため、待ち合わせやちょっとした休憩などに便利だ。フリーWi-Fiや無料で携帯充電ができるソファもあり、まさに至れり尽せり。また、屋外スポットと異なり、雨天でも快適に待ち合わせができる点もうれしい。

▲時報演出はネイキッドが担当。

できれば、待ち合わせ時間は、毎時00時か30分に合わせることをオススメする。毎時00時か30分になると、「からくり時計」の新たな形として、渋谷のシンボリックな街の様相やカルチャー、情報などがカオスに融合したデジタルショーがスタート。映像コンテンツはネイキッドが制作を行い、その日の渋谷の天気、時間帯でも映像が変化し、訪れる毎に様々な時報演出で楽しめるそうだ。

|渋谷川沿い遊歩道の新スポット「ラブベンチ」 木村カエラさんが制作

もう一つの新スポットは、渋谷川沿いの遊歩道に新しく設置されたばかりのベンチだ。ラブベンチ「INFINITY LOVE BENCH」という名称がつく同ベンチは、渋谷区観光協会が新しい観光スポット開発の一環として、高知県にある「らぶらぶベンチ」をヒントに企画を進めたもの。高知県の土讃線・安和駅に設置されている「らぶらぶベンチ」は、腰を下ろす座面中央部がV字型に折れているため、2人で座ると自然とくっついてしまう。その構造のユニークさがSNSなどで支持を集め、現在では多くの人びとが訪れる人気観光スポットになっている。

▲木村カエラさんプロデュースのラブベンチ「INFINITY LOVE BENCH」

渋谷にも、高知と同じように「観光スポットになりうるベンチを作りたい」という思いから、渋谷区観光協会が歌手の木村カエラさんに依頼して、今回、世界に一つだけのラブベンチ「INFINITY LOVE BENCH」の制作に至ったという。設置場所は、「渋谷ストリーム」から渋谷川沿いに遊歩道沿いを恵比寿・代官山方面に向かい、並木橋交差点を越えた「渋谷ブリッジ」との間の緑が溢れる小径にある。

このベンチの大きな特徴は3つ。1つ目は、高知県のラブベンチと同じく座面がV字になっていて、2人で座ると自然と寄り添う構造であること。2つ目は、椅子の裏側にケータイの充電ができるUSBが搭載されていて、太陽光で充電を可能としているため、災害時や緊急時に携帯充電ができること。最後はカエラさん自らが椅子のデザインから色塗りまで、一つひとつ手作業で行ったこと。「INFINTY LOVE BENCH」というネーミングもカエラさんが名づけ、「愛は永遠であり無限の力」という意味を込めたという。

▲渋谷ストリームから続く渋谷川沿いの遊歩道、正面は渋谷ブリッジ。東横線が走っていた高架橋跡には、ナンバーがふられているが、ベンチを探す際は柱番号67番あたりを目安に。

まさにデートの待ち合わせには、うってつけのスポット。渋谷駅からはやや離れた場所であるが、混雑がなく、待ち合わせにモタつくこともない。恵比寿・代官山まで、ブラブラ歩きしながらお散歩デートするにも、ちょうど良い新スポットとなりそうだ。

編集部・フジイタカシ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。

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