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散歩をしながら「渋谷の桜名所めぐり」 今週末が見頃

緊急事態宣言の解除と共に満開を迎える桜。本来なら桜木の下で、花見酒と洒落込みたいところであるが、それもなかなか叶わない。今年は三密になりやすい宴会は避け、お散歩をしながら静かに桜を楽しんでみてはいかがだろう。現在(3月22日)の渋谷界隈の桜の開花の様子を見てみよう。

▲渋谷駅ハチ公前広場(2021年3月22日撮影)

まずは渋谷駅徒歩0分、ハチ公前広場は駅から最も近い桜スポットである。
▲ハチ公前広場 SHIBUHACHI BOX前(2021年3月22日撮影)

広場内には低く張り出すソメイヨシノのほか、ハチ公像の後方に「しだれ桜」が佇む。
▲しだれ桜(2021年3月22日撮影)

ハチ公の生誕80周年を記念して、故郷である秋田県大館市から寄贈されたものだという。しだれ桜、ソメイヨシノともに五分咲き程度。今週末あたりが見頃になりそうだ。

▲桜丘町・さくら坂の坂下から(2021年3月22日撮影)

続いて、渋谷の桜の名所として有名なのが、国道246号を隔てた先にある桜丘町の「さくら坂」だ。
▲さくら坂の坂上から(2021年3月22日撮影)

イケベ楽器店のある坂下からロイヤルホストのある坂上まで、ピンク色のトンネルが続く。桜丘町は現在、大規模再開発が真っ最中で街が大きく変わるとしているが、今年も桜は健在である。
▲さくら坂(2021年3月22日撮影)

コロナ禍のためイベント等の開催はないが、3月13日〜4月10日まで「桜まつり」としてライトアップ、提灯点灯を行っている。

▲金王八幡宮(2021年3月21日撮影)

ちょうど今、満開を迎えているが、渋谷駅周辺の氏神様として知られる金王八幡宮境内にある「金王桜」だ。円照寺(新宿区北新宿)の「右衛門桜」、白山神社(文京区白山)の「旗桜」と並び、「金王桜」は江戸三名桜の一つに数えられ、渋谷区の天然記念物に指定されている。金王八幡宮はもともと渋谷氏歴代の居城渋谷城址の一部で、1189年に源頼朝から渋谷金王丸常光の忠誠に感謝し、鎌倉から贈られたのが「金王桜」だそうだ。
▲金王八幡宮(2021年3月21日撮影)

八重と一重の桜が同時に咲く珍しい一本桜で、花はソメイヨシノよりも白く、開花時期もやや早い。まさに今が見頃だ。例年、春を告げる恒例行事として「金王桜まつり」を催しているが、今年は新型コロナに伴い、3月27日(土)・28日(日)に予定されていたイベントは中止されている。

最後に渋谷随一のお花見スポット「代々木公園」の様子を見てみよう。コロナ以前は桜木の下に所狭しとブルーシートが敷き詰められ、大宴会の風景が広がっていた。
▲代々木公園(2021年3月22日撮影)

が、今年は一転し、オレンジ色のネットが張り巡らされ、宴会を行っている姿は全くない。
▲代々木公園(2021年3月21日撮影)

桜の開花は5、6分咲き程度。騒がしさや酒臭さなどがなく、散歩をしながら非常に健康的に桜見物が楽しめるが、どこかもの寂しさを感じなくもない。

さくら坂や代々木公園の桜の満開は、今週末あたりになりそうだ。渋谷を散歩をしながら桜を愛でてみてはいかがだろうか。

編集部・フジイタカシ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。

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