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「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」6月16日オープン 「ドゥ マゴ パリ」「ナディフ」も併設

渋谷・Bunkamuraの長期休館に伴い、ミニシアター「Bunkamuraル・シネマ」は6月16日、渋谷駅前の旧渋谷TOEI跡地に場所を移し、新たな映画館「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」をオープンする。

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さて、新たにオープンする「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」の劇場内を見てみよう。

▲7Fシアター(268席)

▲9Fシアター(187席)

劇場は7F=268席、9F=187席の2フロア。7Fは35mmフィルムのほか、4K上映にも対応し、内装・意匠はTOEI時代のものをそのまま利用している。
▲「影色」カーペットに統一されたロビー

ロビーは、美術展の会場構成や舞台デザインなどを手がける中山英之建築設計事務所が担当する。中山さんは「映画館のロビーは、未知の経験を待つ場所。レッドカーペットではなく“映画という光の芸術を最も際立たせる“影色”のカーペットを用意した」といい、床から壁面、テーブルやランプシェードまでを「シャドウ」のカーペットが覆う。

▲カフェ「ドゥ マゴ パリ プチカフェ」併設

渋谷・Bunkamuraの文化施設が複合する特徴を、今回の新しい映画館でも踏襲している。 各階ロビーには、休館に伴い一旦営業を終了したカフェ「ドゥ マゴ パリ」が、プチサイズのスタンドカフェ「ドゥ マゴ パリ プチカフェ」をオープン。
▲タルトタンタンとコーヒー

名物の「タルトタタン」や、オリジナルブレンドのホットコーヒーなどを提供する。

▲「ナディフ」がキュレーションするブックショップ併設

さらにアートショップとして長年、親しまれてきた「NADiff(ナディフ)」もロビー内にブックショップを併設。ナディフがキュレーションし、販売する書籍のラインナップは定期的に入れ替わるという。「ドゥ マゴ パリ」「ナディフ」ともに、Bunkamuraの文化発信を担ってきた仲間といえ、今回の新施設にもしっかりとその関係が垣間見られる。Bunkamuraファンにとっては、うれしいタッグといえるだろう。

▲左)「マギー・チャンレトロスペクティブ」(C)2000 BLOCK 2 PICTURES INC. (C)2019 JET TONE CONTENTS INC. ALL RIGHTS RESERVED  右)「ミュージカルが好きだから」(C)2005 REVOLUTION STUDIOS DISTRIBUTION COMPANY,LP.ALL RIGHTS RESERVED

新映画館のこけら落としを飾るのは、香港を代表する国際派女優の回顧上映「マギー・チャン レトロスペクティブ」 。ウォン・カーウァイ監督作「欲望の翼 デジタルリマスター版」(90)や、ラブストーリー「ラヴソング」(96)、「花様年華 4K」(00)など、名作9本が上映される。さらに 17年ぶりにル・シネマのスクリーンによみがえる 映画版「RENT/レント」(05)の貴重な上映を含むミュージカル映画特集「ミュージカルが好きだから」。ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選など、映画好きにたまらないラインナップがそろう。

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