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SIW2023開幕 「渋谷」をテーマにした注目プログラム5選! プログラム参加無料

「アイデアと触れ合う、渋谷の7日間。」を掲げる、恒例のソーシャルイノベーションの祭典「SOCIAL INNOVATION WEEK 2023」が2023年11月6日〜12日までの期間、渋谷ヒカリエホールをメイン会場とし渋谷各所で開催。リアル開催と同時にオンライン配信も行う。

カンファレンスやワークショップ、体験イベント、ネットワーキングなどで構成される同イベントは、2018年に初開催。ダイバーシティを軸に、渋谷・カルチャー・グローバル・サステナビリティ・女性という5つのキーワードを設定しプログラムを構成。多彩なキャリアを持つトップランナー(スピーカー)と、参加者(産官学民)が互いに議論に参加することで、多様なアイデアが出会い、つながり、そこからイノベーションの創出を目指す。

今年は7日間で総勢200人以上のキーパーソンがスピーカーとして登壇し、多岐テーマやジャンルにわたるプログラムをリアル会場と同時にオンライン配信でも展開していく。AI、メタバース、NFTをはじめ、テクノロジー、カルチャー、サスティナブル、ウェルビーイング、ダイバーシティなど、今注目されるキーワードを盛り込んだプログラムに無料で参加できるのも、同イベントの魅力の一つ。

1週間にわたるイベントでは数多くのプログラムが開催されるが、おすすめは、「シブヤデー」として位置付けられる11月9日。渋谷区長や副区長が登壇するほか、「未来の学校」「デジタルツイン」「渋谷計画2040」「シブヤの未来のテクロノジー」「渋谷のお土産」など、「渋谷」をテーマにしたセッションがラインナップする1日となる。

中でも注目のカンファレンスを5つピックアップして紹介したい。

まず、9日開催の最初のカンファレンスは、「Next Generations〜次世代が活躍するまちづくり」(10:30〜11:00、渋谷ヒカリエホール9F)。長谷部健区長、テニスプレイヤー・伊達公子さん、渋谷未来デザイン代表理事・小泉秀樹さん、渋谷区観光協会代表理事・金山淳吾さんらが登壇し、「次世代が活躍するまちづくり」をテーマに、渋谷の未来をどのように築いていくべきかを議論する。若い力を求めるなか、若者たちが自分たちのアイデアを自由に発揮し、実現するための環境づくりをどうしていくべきかを考えていく。

https://social-innovation-week-shibuya.jp/timetable/event/cf01/

続いて、2つ目は「幻の銘茶『渋谷茶』復活プロジェクト!始動!渋谷を彩るあらたな体験コンテンツ」(14:40〜15:00、渋谷ヒカリエホール9F)。かつて渋谷には、松濤エリアを中心に広大なお茶畑が広がっていたと言われる。都市開発と共に「渋谷茶」は消えたが、2019年に松濤鍋島公園に残っていた苗木を発見、現在、その育苗を伊藤園と共に行い、幻の銘茶と呼ばれた「渋谷茶」の復活を進めている。
▲育成中の渋谷茶の苗木(画像提供=伊藤園)

イベントでは伊藤園・小林哲也さん、渋谷区観光協会理事・小池ひろよさんらが登壇し、復活プロジェクトの概況から今後の展開構想までを発表していく。

https://social-innovation-week-shibuya.jp/timetable/event/is15/

3つ目は「渋谷計画2040 アップデート:成熟した国際都市に向けたビジョンと実践的なアクション」(15:00〜15:40、渋谷ヒカリエホール9F)。「渋谷計画2040」は、渋谷を成熟した国際都市にするための大きなステップとして2018年に「渋谷計画2040 エリアビジョン委員会」を組織しスタート。途中コロナ禍を経て、人々の行動の変化や街への想いが変化するなか、ビジョンやアクションのアップデートも求められる。パノラマティクス 主宰・齋藤精一さん、東京都市大学准教授で渋谷再開発協会渋谷計画2040エリアビジョン委員会委員長・中島伸さん、渋谷区副区長・杉浦小枝さん、東急 渋谷開発事業部長・坂井洋一郎さんらが登壇し、 2040年を目標に行政、事業者、地域の担い手としての市民がどう連携し、どのような方法や事例で成功を追求するのかを議論していく。

https://social-innovation-week-shibuya.jp/timetable/event/cf15/

おすすめ4つ目は「都市公園の未来形を考える」(16:00〜16:40、渋谷ヒカリエホール9F)。Park-PFI制度を使った「渋谷区北谷公園」や「代々木公園拡張整備」、立体都市公園制度を使った「渋谷区宮下公園」など新たな仕組み活用により、渋谷区内には魅力的な公園空間が増えている。一方で、その運用フェーズでは屋外広告物条例等の規制など、自由な発想での運用に課題がある局面も少なくない。イベントでは、Park-PFI等公民連携事業を推進するcommons fun代表取締役・林匡宏さん、渋谷区副区長・杉浦小枝さん、「MIYASHITA PARK」などの運営管理を行う三井不動産・星野瞳さん、渋谷駅周辺のホール、広場、河川、公園など多彩なアセットの運営に携わる東急・吉澤裕樹さんが登壇し、公園空間をより魅力的に運用していくための仕組みや規制緩和の可能性について、行政と民間事業者とでディスカッションしていく。

https://social-innovation-week-shibuya.jp/timetable/event/cf02/

最後は、渋谷文化プロジェクトでも制作協力を行っている「#シブラバ Vol.3 〜渋谷で働く・遊ぶ・暮らすキーパーソンが渋谷愛を語るミートアップ〜」(17:00〜18:10、渋谷ヒカリエホール9F)。「渋谷愛」あふれるコミュニティキーパーソンが集まるイベント「#シブラバ」。今年5月、9月に2回ミートアップを行い、今回は渋谷を舞台に開催するSIW2023のプログラムの一つとして、第3弾のミートアップを開催する。美術家・若佐慎一さん、編集者・笹川ねこさん、Tokyo Work Design Weekオーガナイザー・横石崇さん、スタジオプレーリー共同代表・坂木茜音さんといずれも渋谷好きを自負するスピーカーが登壇し、「渋谷愛」「渋谷の魅力」を探っていく。

https://shibu-lover.shibuyabunka.com/article/20231106.html

おすすめカンファレンを5つピックアップしたが、これ以外にもバリエーションに富んだプログラムが数多くそろう。公式サイトから事前申込をすれば、全て無料で参加可能。会場で見られない場合はオンライン配信や、アーカイブスによる見逃し配信も行っている。渋谷区民はもちろん、渋谷で働く人や学ぶ人、渋谷に興味・関心を持つ人は、ぜひ各カンファレンスに参加して情報やアイデアをアップデートしてみてほしい。

SOCIAL INNOVATION WEEK 2023
〇期間:2023年11月6日(月)〜11月12日(日)
〇会場:ヒカリエホールほか渋谷区内施設
〇入場:無料(一部有料プログラムあり)
〇公式:https://social-innovation-week-shibuya.jp/
〇主催:一般社団法人渋谷未来デザイン
〇共催:渋谷区
〇特別パートナー:公益財団法人日本財団
後援:アイスランド大使館、フィンランド大使館、国土交通省、文部科学省、東京都、渋谷区商店会連合会、一般財団法人渋谷区観光協会

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