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渋谷ヒカリエで大岩オスカール個展「乱流時代の油ダコ」 環境問題をユーモラスに風刺

ブラジル出身の画家・大岩オスカールさんの個展「乱流時代の油ダコ」が4月27日より、渋谷ヒカリエ8階・CUBEで開催される。

▲会場なる渋谷ヒカリエB3正面入り口には現在、大きなバナーが掲出されている。

1965年、大岩さんはブラジル・サンパウロで日系ブラジル人二世として生まれる。1989年にサンパウロ大学建築学部を卒業後、東京の建築事務所で働きながらアーティストとして活動。その後、奨学金を得てニューヨークに移り住み、現在も米国を拠点に制作活動を続ける。地球環境問題、エネルギーや人口問題、コロナによるパンデミック、戦争など社会問題を糸口とした社会風刺に満ちた世界観を、ユーモアを交えて表現する作風は国際的に高く評価を受けている。国内では2008年の東京都現代美術館、2019年の金沢21世紀美術館で大規模な個展を行っている。

▲大岩オスカールさん

今回の個展では地球環境への懸念を背景とし、1999年に描いた「水族館」という作品に登場したタコのような空想の水性生物「オイル・オクトパス」を中心とした作品を掲出。そのほか、新作絵画や近年の大型の立体作品など館内各所に展示を行う。また展示以外にも、隣接するイベントスペースCOURTでグッズ販売のほか、4月27日にアーティストトーク(16時〜)、5月4日には大岩さん一緒にドローイングを行うワークショップも開催する。

▲個展開催に向け、渋谷ヒカリエ4階・ヒカリエデッキに幅10メートル×高さ3メートルの巨大な壁面アートが登場。小さなビンから油が漏れているようなタコのキャラクター「オイルオクトパス」が描かれている。

乱流のような今の時代を生きる愛らしいキャラクターの漂流を、渋谷ヒカリエを巡りながらきっと感じることができるだろう。

大岩オスカール展「乱流時代の油ダコ」
〇日程:2024年4月27日(土)〜 5月12日(日)
〇時間:11:00〜20:00 (会期中無休)
〇会場:渋谷ヒカリエ8階(8/CUBE1,2,3、8/COURT)、4階(ヒカリエデッキ)ほか
〇料金:無料
〇公式:https://www.artfrontgallery.com/project/Artist/8.html
〇主催:渋谷ヒカリエ8/、株式会社アートフロントギャラリー

個展を主催するアートフロントギャラリー マネージャー庄司秀行さん、ヒカリエ8運営事務局・七井順子さんの2人に ラジオ番組「渋谷文化プロジェクト」にご出演していただきました。
★渋谷のラジオ 2024年4月17日(水)OA
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