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渋谷キャストでストリートファッションショー「シブヤランウェイ」、松井愛莉さんも登場

ファッションを通じて、渋谷の魅力を伝える共同キャンペーン「第9回 渋谷ファッションウイーク」が2018年3月15日(木)〜25日(日)までの期間、渋谷駅周辺の大型商業施設などを中心に始まった。初日となった15日(木)には、同キャンペーンの開幕を盛り上げるイベントとして、渋谷キャストの広場と貫通通路階段をランウェイに見立てたファッションショー「SHIBUYA RUNWAY(シブヤ ランウェイ)」が開かれた。

春と秋の年2回開催されている同キャンペーンでは、渋谷のストリートや野外でのファッションショーが恒例化。過去には金王八幡宮の境内や、文化村通りのストリートなどでも実施され、大きな話題を集めてきた。
▲渋谷キャスト
今春のメイン会場は、明治通り沿いに昨年4月に開業したばかりの「渋谷キャスト」。同エリアはキャットストリートの入り口に立地し、最先端の流行を発信し続ける渋谷と原宿のファッションカルチャーが交じり合う結節点であり、「ファッション」をテーマとしたイベントには理想的な会場といえるだろう。
貫通通路階段から明治通り方面に真っ直ぐレッドカーペットが敷かれ、そのカーペットの両脇には観覧スペースが設けられた。例年、桜の開花が迫るこの時期は肌寒い日が続き、薄手の春夏ファッションに身をつつむモデルさんたちにとっては、なかなか厳しいものがある。幸い今年は天候に恵まれ、日中も20度を超える5月並の陽気で、夕方以降も気温をキープしとても過ごしやすい一日なった。
▲ナビゲーターは、テレビや雑誌などで活躍するファッションディレクター・干場義雅さんが務めた。

定刻19時、2部構成でファッションショーがスタート。第1部「SHIBUYA FIRST STEP」では「Tokyo新人デザイナー大賞」の将来有望な若手デザイナーである大嶋祐輝さん(amok/アモク)と、新津祥太さん(‐niitu‐/ニ−ツ)が若手ならではの感性で、日本発の新感覚ファッションを披露した。
デザイナー大嶋さんは古き良きものを壊し、新しい技術た手法を用いて 人の奥底に響く様な洋服が特徴。
新津さんは、和服のように直線的で幾何学を基調としたデザインが特徴。服の構造はシンプルで体型を選ばず着られる。
続いて、第2部は「渋谷スタイル」と題し、同キャンペーンに参加する大型商業施設をはじめ渋谷エリアのショップ店員さんが自ら、春夏モノの最新ファッションを着て、ランウェイをウォークした。
▲SHIBUYA109 evelyn
▲SHIBUYA109 NiCORON
▲渋谷マークシティ Maker's shirt 鎌倉MWN'S
大きなステージでのウォーキングに不慣れな素人モデルながら、さすがは渋谷のショップ店員さんたち。はにかみながらも堂々とした歩きっぷりは、どこか貫禄すら感じる。スタイルもポージングもプロモデルとは段違いだが、彼らの着こなしこそが、渋谷の今のファッションを象徴しているといえる。
▲渋谷マルイ Samantha Vega
▲渋谷マルイ ふりふ
▲渋谷モディ THE YARD
今年は新たな試みとして、渋谷クラブクアトロが各商業施設のイメージに合わせて音楽をセレクトし、それに合わせて各ショップ店員さんたちがランウェイを歩いた。
▲今年のアンバサダーは、モデル・女優として活躍する松井愛莉さん。
ショーの最後には、モデルの松井愛莉さんが登場。チェック柄、春らしい色合いのロエベのワンピースを身にまとい、颯爽とレッドカーペットを歩いてフィナーレを飾った。
イベント後、松井さんは「高校のときに渋谷によく来ていて、プリクラを撮ったり、カフェに行ったりして思い出がある街。また今日のショーは、ショップ店員たちが歩いていましたが堂々としていて、みんな緊張していないみたいだった。頼もしかった」とランウェイを振り返った。

春と秋の風物詩となりつつある「シブヤランウェイ」。街中で開催されるファッションショーは、ストリートファッションやストリームカルチャーを育む、まさに渋谷らしいイベントといえるだろう。

(撮影:松葉 理)

編集部・フジイタカシ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。

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