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Genius Party

鉄コン筋クリート、アニマトリックス、マインドゲームなど、数々の名作を生み出し続ける、日本を代表するアニメ製作会社「STUDIO4℃」の最新作、「Genius Party」の試写会に行ってきました。

世界に誇る日本の文化としてすっかり定着したアニメですが、中でも、STUDIO4℃の作品は、群を抜いて質が高く、見る度に、想像を超えたアニメーションの世界を見せてくれます。


今回の「Genius Party」は日本を代表するトップアニメーター・クリエイター7人による、短編オムニバス作品集。キャラクターデザイン、ストーリーなど、すべてがオリジナルというコンセプトのもとに製作されています。今回集まったクリエイターは…

1. GENIUS PART/福島敦子
2. 上海大竜/河森正治
3. デスティック・フォー/木村真二
4. ドアチャイム/福山庸治
5. LIMIT CYCLE/二村秀樹
6. 夢見るキカイ/湯浅政明
7. BABY BLUE/渡辺信一郎

映像だけでかっこよくみせるタイプのものから、切ない青春ストーリーまで、次々に展開されるようすは、まさにアニメのパーティー! そのほか、キャストやスタッフの豪華さも見逃せないポイント。7作目の「BABY BLUE」は、高校生の男女の切ない恋をテーマにした作品で、その主人公ふたりを演じたのは、カンヌ映画祭主演男優賞受賞の柳楽優弥さんと、アカデミー助演女優賞ノミネートも記憶に新しい菊池凛子さん。監督も、「声だけでも存在感を出せる」と太鼓判を押したという演技は見事です。そのほか、音楽を、ボアダムス、ROVOなどで活躍する山本精一さんが手がけていたり、映像と音楽のコラボレーションが、とっても贅沢。まさに大人のためのアニメといったところ。アニメはちょっと苦手、という人も、だまされたと思ってぜひ一度見てみてくださいね!


一人でじっくり鑑賞もいいけど、友達や恋人と見に行って、どれが好きだったか語り合うのもよいかも。 ちなみにこのプロジェクトは、第2弾も製作予定だそうで、次も楽しみです。

公開は、2007年7月7日(土)より、渋谷シネ・アミューズほか、全国にて順次ロードショー公開される予定です。

編集部・K

1980年東京生まれ。中央線文化育ちの、筋金入りの文化系。でも最近、女子力アップのためホットヨガを開始しました。

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