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【渋谷のラジオ】開業1周年を迎える「hotel koe tokyo」、「入場無料」音楽イベントで公園通りカルチャーを発信!

コミュニティFM局「渋谷のラジオ」で、隔週水曜日15時半〜16時にお届けしているラジオ番組「渋谷文化プロジェクト」。シブヤ経済新聞・西編集長がパートナリティを務め、毎回ホットな話題をテーマに素敵なゲストと一緒にトークを進めている。

▲(左)西樹編集長(中央・右)ストライプインターナショナルkoe事業部・篠永奈緒美さん、加藤将さん

1月30日(水)放送のゲストは、開業から1周年を迎える「hotel koe tokyo (ホテル コエ トーキョー)」を運営するストライプインターショナルのクリエイティブディレクター・篠永奈緒美さん、音楽イベントを担当する加藤将さんのお二人を迎えた。

▲公園通り交差点から撮影したhotel koe tokyoの外観。

昨年2月9日、公園通り・パルコ・パート2跡地に新商業施設「hotel koe tokyo」がオープン。公園通り交差点に面した1階は「ベーカリーレストラン」と「イベントスペース」、2階は「アパレル・生活雑貨のショップ」、3階は「ホテル(10室)」から成る複合施設である。

ストライプインターナショナルといえば、アースミュージック&エコロジーやイーハイフンなどのブランドを中心に全国に数千店舗を構える大手アパレル。なぜ、「ホテル事業」を手掛けることになったのだろうか。

同社初となるホテル併設のショップを開業した経緯について、篠永さんは「もともとはkoeブランドの旗艦店を作るつもりで構想を練っていたが、普通にお店を作っても面白くないんじゃないかと。今まで世の中にないものって何だろうと考えていった時に、ライフスタイルに関係するホテルに行き着いた」とその理由を明かす。「ただ今までホテルの経験がなかったので、1週間に2晩も3晩も集まって打ち合わせを重ねた」と立ち上げまでの不安や苦労を振り返る。

▲hotel koe tokyo3階 100平米の広々とした「XL(エキストララージ)ルーム」。客室内に「離れ」を持ち、日本家屋に宿泊したかのような感覚を味わうことができる。

現在、ホテルの宿泊者の8〜9割はインバウンドが中心で、日本人に続きアメリカ人の滞在が多い。外国人観光客の稼働率の高さは、トリップアドバイザーなどネットや宿泊者からの口コミのほか、建築ファンも目立っているという。「インテリアデザインを手掛けたSUPPOSE DESIGN OFFICEの建築家・谷尻誠さんと吉田愛さんは海外での仕事も多く、知名度も高いため、彼らのファンが訪れているのだろう」と篠永さん。

また集客コンテンツの一つとなっているのが、開業から毎週金・土曜日の夜に実施している「音楽イベント」だ。イベントを手掛ける加藤将さんは「基本的に渋谷はカルチャーを発信する場だと思うので、過去・今・未来の3軸をクロスオーバーし、(昔から音楽やファッションカルチャーを育んできた渋谷から)新しいカルチャーを作っていきたい」と熱い想いを込める。イベントは全てフリー(無料)で開催され、「クラブなどに行き慣れていない人や、これから音楽を知りたいと思っている人たちに気軽に来てもらいたい」と良質な音楽との出会いの場として同所を位置づける。

「渋谷×音楽」をフックに新たな賑わいを創出していこうという、この1年間の取り組みを通して、どんな手応えを感じているのだろうか。

「イベントの回数を重ねていくうちに現場の対応や、お客さまの立ち振る舞いも熟(こな)れてきたように思う。初めて参加したお客さまも、その雰囲気を真似して現場に一体感が生まれている」(加藤さん)とkoeならではの音楽を楽しむ環境が出来上がりつつあるようだ。

▲1階のベーカリーカフェ&レストラン「koé lobby(コエロビー)」。音楽イベント開催時には、お酒を片手に大階段に座り寛ぐ人びとも少なくない。

クラブではハードルが高いが、カフェスタイルの同店なら入店しやすい。加えて「入場無料」となれば、仕事終わりに居酒屋ではなく、同店でビール片手に同僚や友人たちと過ごす場としては全く申し分がない。徐々に顔馴染みのリピーターも増えているといい、週末の音楽イベントが認知され始めているという。

「渋谷公会堂」「パルコ」建て替えなど、かつて若者文化の中心地であった「公園通り」はすっかり元気を失っていたが、1 月15日に新しい渋谷区庁舎が開庁し、今秋には渋谷公会堂やパルコも再オープンを予定している。「私たちがオープンした昨年、(工事中の)公園通りは一番暗い時でしたが、秋にパルコさんなどがオープンして人の流れも変わってくると思う。一緒に盛り上げていければ」(篠永さん)と公園通りの賑わい復活に期待を寄せる。(渋谷のラジオ「渋谷文化プロジェクト」放送内容より)

2月8日(金)〜2月10日(日)の3日間、hotel koe tokyoでは「hotel koe tokyo 1st Anniversary special night vol.1 」 と題した音楽イベントが開催される。出演するのは1年間、週末の夜を盛り上げたMURO、田中知之(FPM)、tofubeats、80KIDZをはじめ、小西康陽、須永辰緒、大沢伸一(Mondo Grosso)ら豪華なDJ陣やアーティストたち。さらにイベントの締めくくりとなる2月15 日(金)〜2月16日(土)には、「hotel koe tokyo 1st Anniversary EVENT vol.2」と題しRAIZIN×hotel koe tokyo special night を行う。ゲストには雨のパレード、Awesome City Club、 okadada、佐藤さき などを予定。

いずれも入場料は無料。ぜひこの機会に出かけてみてはいかがだろうか。

hotel koe tokyo 1st Anniversary special night vol.1
【DAY1】
日時:2月8日(金)19:00〜23:00
内容:DJ/LIVE
出演者:tofubeats/SARASA/DJ SHOTA/KAME(Opus Inn)/sankara

【DAY2】
〇日時:2月9日(土)19:00〜23:00
〇内容:DJ/LIVE
〇出演:MURO(King Of Diggin’)/CLUB SNOOZER(田中宗一郎/ヒサシ the KID)/AFRA/YUKA MIZUHARA/中村”MR.MONDO”匠(THE NEATBEATS)

【DAY3】
〇日時:2月10日(日)19:00〜23:00
〇内容:DJ/LIVE
〇出演:小西康陽/須永辰緒/大沢伸一(Mondo Grosso)/NUDE(DJ EMMA / DJ SHIMOYAMA)/田中知之(FPM)/80KIDZ/Opus Inn

hotel koe tokyo 1st Anniversary special night vol.2
hotel koe tokyo×RAIZIN

〇日時:2月15日(金)、16日(土) 19:00〜23:00
〇内容: LIVE・DJ
〇出演:
2月15日(金) 雨のパレード/okadada/佐藤さき/Yusuke Fujii/Yuuzirou Nakamoto 2月16日(土) Awesome City Club/YonYon/Getting Better(片平実/TAISHI IWAMI)/FREE THROW(神啓文/タイラダイスケ)/TIPS(SHiN/斎藤雄/YUU UMEMOTO)/石毛輝(Yap!!! / lovefilm /the telephones)

詳しい情報は下記のラジオを再生してお聴きください。

次回のラジオ番組「渋谷文化プロジェクト」の放送は2/13(水)15時半〜。周波数は87.6Mhz。放送はラジオほか、スマホアプリで全国どこからでも聴取可能。お聞き逃しなく。

「渋谷のラジオ」スマホ公式アプリのダウンロードは下記です。
iOS 版:urx.mobi/tpcS
Android 版:urx.mobi/tpd1

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