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懐中電灯で照らしながら鑑賞する、キューライスさんの「よるのえ」原画展 渋谷PARCO

イラストレーターのキューライスさんが描く「よるのえ」シリーズの原画展が現在、渋谷PARCO8Fのギャラリー「ほぼ日曜日」で開催されている。

キューライスさんは、「ネコノヒー」「スキウサギ」などウェブの4コマ漫画で注目され、現在Twitterのフォロワーは29万人を超える人気イラストレーター。パルコで開催中の展覧会では、キューライスさんが夜の時間に意識を無にして描いている、「よるのえ」シリーズの原画約90枚を展示している。無意識で描いているため、自分でも「なんでこんな絵を描いたんだ?」と、どれも不思議な世界観が広がる作品ばかり。

たとえば、プリンの土俵で戦うスキウサギや、寿司に乗った猫の後ろ姿、ディズニーランドのアトラクションみらいな乗り物……など、絵を見ながら、いろいろと空想や想像が膨らむのが、この「よるのえ」シリーズの魅力の一つ。また「よるのえ」らしく絵の中には、月や街頭、ランプ、火など、様々な灯りが登場する点も見逃せません。

「夜」にちなみ、会場内はうす暗く、来場者は入口で渡させる懐中電灯を照らしながら、絵を鑑賞するというユニークなスタイル。まるで暗闇の森を探検しているかのように、小さな絵を探し当ていく感覚。周囲が暗い分、光の当たった「1枚の絵」だけに集中しやすく、空想の世界をより広げてくれる。工夫を暮らした鑑賞法も見どころいえる。

会場内では「よるのえ」シリーズに出てくる不気味な「歩くクリームソーダ」にちなみ、神保町の老舗喫茶店「さぼうる」監修のもと「よるのクリームソーダ屋」を併設オープン。鑑賞後の乾いた喉を癒すべく、「さぼうる」の人気メニューである「クリームソーダ」を絵に合わせて提供する。そのほか、「よるのえ」のTシャツ やキーホルダー、ポスターなど オリジナルグッズの販売も行う。

入場料は600円。会期は7月10日まで。

キューライス よるのえ展
〇会期:2022年5月28日(土) 〜2022年7月10日(日)
〇時間:11:00〜20:00
〇料金:600円(未就学児無料)
〇会場:渋谷PARCO8階「ほぼ日曜日」
〇公式:https://www.1101.com/hobonichiyobi/exhibition/5252.html

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