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大人の遊び場が誕生、代官山T-SITE

最近、大きな商業施設のオープンの際に「大人の…」というコピーをよく見かける。ところが、いざ蓋を開けてみれば「なんだ、子ども向けじゃん」というものも少なくない。いわば、20代後半から30代をターゲットにしたものがメインストリームで、本当の大人からすれば、「子どもっぽさ」「安っぽさ」を感じるものが案外多いのではないだろうか。
こうした中で先日、代官山にオープンしたばかりの複合施設「代官山T-SITE」はひと味違う。小細工や子どもだましが通用しない、50歳から65歳の「プレミアエイジ」をコアターゲットとし、まさに本物を知る「大人」のための遊び場と言えそうだ。総敷地面積3,523坪の同エリアには、旧山手通り沿いに「蔦屋書店1〜3号館」の3つの建物のほか、奥にはカフェ、バー、ダイニングの3つの顔を持つ「IVY PLACE」、カメラ専門店「代官山北村写真機店」、電動アシスト自転車専門店「代官山Motovelo」、ペットのケア・カウンセラーが常駐するペットショップ「GREEN DOG代官山」、多目的スペース「GARDEN GALLERY」などの専門店が、それぞれ独立した低層棟として建ち並ぶ。
昨今の商業施設のほとんどが、一つの高層ビル内にすべての機能やショップを集約する傾向にある中で、同施設は一つ一つの個性豊かな専門店が自立しながら、かつ集落や村のような括りを形成。代官山の広大な土地を贅沢に使った「くつろぎの空間」の理想形と言える。
白を基調とした建物を手掛けたのはクライン ダイサム アーキテクツ。ファサードは「T」の文字をモチーフにしたブロックが格子状に積み重ねられ、シンプルな建築デザインの中に洒落た遊び心を感じさせる。さらに「蔦屋書店」ロゴや施設内のサイン、ショッパーズなど、コミュニケーション系のデザインは原研哉さん、ランドスケープデザイナーには古内時子さんが担当するなど、クリエイターの顔ぶれも豪華。
蔦屋書店1〜3号館には雑誌が並ぶ「マガジンストリート」のほか、「人文・文学」「アート」「建築」「クルマ」「料理」の5つのカテゴリーに分かれた専門書が揃う。3号館の入り口すぐの「料理」コーナーだけでも、小さな町の本屋並みのスペースが設けられ、大衆向けのベストセラーとは違う「専門性」と「個性」に長けたセレクトで大人の探求心をくすぐる。 さらに珈琲を飲みながら本が読めるラウンジや、ジャズ、クラシック、ロックなどの音楽を楽しめるスペースなど、子どもを寄せ付けない「大人オーラ」をビンビンに放つ空間演出も見逃せません。
うれしいのは朝7時から深夜2時までの営業時間。出勤前から仕事の合間、帰りにゆっくりと本を探すことが出来る新たなスポットとしてオススメ。

編集部・フジイタカシ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。

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