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【レポート】ヒカリエで「BAPA2期生」公開プレゼン−卒業テーマは「2020年の渋谷系」

<イベント概要>
「BAPA」公開授業:卒業制作にむけたプレゼンテーション
〇開催:2015年6月10日(水)19:00〜21:30 

〇会場:渋谷ヒカリエ8階「8/」COURT

渋谷ヒカリエで6月10日(水)、次世代のクリエーターを育成するスクール「Both Art and Programming Academy(BAPA)」の公開授業「卒業制作にむけたプレゼンテーション」が開催された。生徒がこれまで温めてきたアイデアを初めて発表し、講師陣やゲストが講評した。

BAPAは「アート(デザイン)&コード(プログラム)」のスキルを兼ね備えた人材育成を目指す、全13回のスクール。広告やデジタルコンテンツなどの制作を手掛ける「バスキュール」(港区)と「PARTY」(渋谷区)が運営している。昨年から始まり、第2期となる今期は広告代理店やメディアで働く若手の社会人や、学生など42名が入試選考に合格し、3月からA〜Iの全9チームに分かれて授業に取り組んでいる。ちょうど中間となる6回目の今回は、
通常は生徒しか受けることのできない授業を、一般公開するという新たな試み。
各9チームが取り組む卒業制作の課題は、アイドルユニット「虹のコンキスタドール(虹コン)」のライブとコラボレーションし、その中で「2020年の渋谷系」をテーマとした演出を必ず盛り込み、デザインとプログラミングの力で
”次代のライブ・エンターテインメント”に挑戦するというもの。バスキュール代表の朴正義さん、PARTY代表の伊藤直樹さんら講師6人と、虹コン総合プロデューサーの永田寛哲さん(ピクシブ)らゲストが審査員として登壇した。
Bチームのプレゼンテーションの様子。

各チームは6分の持ち時間で、試作品の機材などを持ち込みオリジナリティあふれるプレゼンテーションを行なった。中でも際立ったのは、Bチームの作品「Excitoss!!」。彼らは、2020年に残っている渋谷のDNAを「ただ突っ立ってステージを見ているだけじゃない、観客自身もイベントに参加するカタチ」だと定義。「2020年の渋谷系」のコンセプトを、“観客が演出を「観る」だけの者から、一緒に「作る」者へとアップデート”し、観客も演出に参加できるライブ演出を紹介した。
ライブにおける観客の動きの中で、特に手を振りかざす行為に注目し、この動きにゲーム性を持たせた玉入れライブを提案。曲のリズムに合わせて観客が手を上げると、会場のセンサーが感知し、ステージ上のスクリーンに映し出された籠に映像の玉が次々に入るという、インタラクティブな動きを説明しながらプレゼンを行った。
Iチームのプレゼン「メッセージバズーカ」の実演風景。

その他のチームからは、虹コンのメンバーが指向性スピーカーを持ち、ファン一人一人に向けて歌う「Ultra Sound」や、会場に設置されたバズーカに向かって叫ぶとその言葉がスクリーン上に文字として浮かび上がる「メッセージバズーカ」など、ユニークなライブ演出が発表された。

今回の公開プレゼンテーションの審査では、堂々の1位にBチームの「Excitoss!!」が輝いた。以下、2位にIチーム「メッセージバズーカ」、3位にDチーム「UltraSound」、4位にAチーム「Live Gym」、5位にGチーム「会場全員バンド」が選出された

審査結果について、バスキュールの馬場鑑平さんは「コンセプトが凄いシンプルで分かりやすい。虹コンとのインタラクションも既に組み込まれている」と実現可能性や、ポテンシャルなどを高く評価した。最後に永田さんは「どの演出も見てみたいなと思った。いろいろクリアしないといけない課題はあるが、すべての演出をやるつもり。各チームは実現できるように頑張ってほしい。」とエールを送った。

今後の授業でさらに演出を詰め、卒業制作のライブに挑む。虹コンのライブは7月20日、渋谷ヒカリエ・ホールで開催される。

BAPA公式HP:http://bapa.ac/

重野マコト

社会部記者として新聞社に入社後、イベントプランナー、コンテンツディレクター、飲食店経営を経て、現在はフリーライター。インタビューやイベントレポートなどの現場取材をメインに活動する。

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