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みんなで乗り越えましょう

本を通じて人がつながる
みんなの「好き」が詰まった未来型図書館「感想文庫」

年末までの期間限定で、恵比寿ガーデンプレイス地下1階グラススクエアにパブリックスペース「COMMON EBISU」がオープン中。スペース内にあるのは、大きな本棚とソファのみ。本棚は、みんなの読み終わった本でつくる「感想文庫」やソウル、ジャズ、ポップスといったアナログレコードがあり、自由に閲覧・視聴することができるようになっている。また、恵比寿の住民でつくる次世代型ガイドブック制作プロジェクト「EBISU CITY GUIDE」の公開編集会議やタウンミーティグ、トークショーなど「街をもっとおもしろく」をテーマにさまざまなイベントが開催されている。

プロジェクトを手がけるのは、「人と人をつなげる」をコンセプトに掲げるWEBマガジン「恵比寿新聞」(高橋賢次 編集長)。2016年に「住みたい街ナンバーワン」に輝いた恵比寿は、新旧さまざまな人たちが混在する街。東日本大震災をきっかけに「もっと住民の間でコミュニケーションが必要では?」と感じたことから、この企画が生まれた。

中でも注目したいのは、未来型図書館と銘打った「感想文庫」。読み終わった本を一人5冊まで寄贈することができる図書館で、4月15日オープン当時は0冊でスタート。そこから、口コミなどで徐々に広まり、地元に暮らす人々や、地元で働く人々を中心に、いまは583冊(7月末現在)まで集まった。そのうち、常時100冊から120冊がレンタルされているそうだ。なぜ、「感想文庫」なのかというと、寄贈者は本に挟まっている図書カードに感想を書くことができ、読んだ人も同じく感想をしたためることができる。
「感想文庫」で高橋編集長が面白く感じるのは、「この図書館を利用した人が本を寄贈するパターンが多い」こと。自分が選んだ特別な1冊を広く読んでもらいたいという思いはもちろん、「他の人はどのように読んでいるか知りたくなるのでは」と感じている。通常、本を選ぶとき「作者名」を見る人が多いが、「感想文庫」では、「寄贈者」の名前で選ぶ人も少なくないという。実際、「感想文庫」をきっかけに、寄贈者である美容師さんのお店に通い始めるなど、人のつながりが生まれているのだとか。

「感想文庫」はその場で読むこともできるし、本棚の横にある受付で住所と名前を「登録カード」に記せば2週間レンタルすることもできる。本、そして人との新たな出会いをもたらしてくれる未来型図書館「感想文庫」は年末まで。買い物がてらふらりと立ち寄ってみてはいかがだろうか。

「COMMON EBISU」内「感想文庫」
〇営業:11:00〜19:00
〇場所:COMMON EBISU(恵比寿ガーデンプレイス地下一階グラススクエア)/渋谷区恵比寿4-20
〇電話: 総合インフォメーション03-5423-7111※10:00〜20:00
〇公式:http://commonebisu.com/

田賀井リエ(代官山ひまわり)

代官山を拠点に活動するNPO法人「代官山ひまわり」。所属するママさんライターが渋谷情報をお届けします。

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