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日本のソウルフード「おむすび」×トッピングで無限の楽しみ方を ―― 恵比寿OMUSUBIぜん

恵比寿駅から駒沢通りを代官山方面に向かい、恵比寿南の交差点を左折。カルピス本社の向かいにある「OMUSUBIぜん」。名前からわかる通り、おむすび専門店として2017年4月1日にオープンしたばかり。
ウッディーに整えられた店内のおしゃれさに加え、外からの光がたっぷりと入り、居心地の良さも抜群。

オーナーの野村さんは、イタリアンや鉄板焼き屋さんなどいくつもの飲食店で店舗責任者を務めるなど、食を知り尽くしてきたオーソリティ。その野村さんが目指したのは「子どもにも自信を持って与えられる無添加の食べ物」だったそう。

「子どもたちに胸を張って食べさせられる添加物の入ってないものを、気軽に食べられるファストフードの形態で作りたかったんですよね。トラディショナルな調味料のメーカーで育ったので、日本を代表する食べ物であるおむすびなら、いろんないいものを組み合わせられるかなと思いまして」

実家は和歌山で三ツ星醤油と徑山寺味噌(きんざんじみそ)を作っている300年続く醤油蔵・堀河屋野村さん。飲食時代に培ったお米や食品ルート、そして知り合いのお店(あさり時雨煮やこんぶは愛知県落合一郎商店のもの、たらこや明太子は福岡県の糸島水産のものなど)が作っているおいしい具材を組み合わせることで、今まで食べたことのないおむすびを提供できると確信したのだとか。
外に置かれた看板に書かれた「お釜で炊いたおいしいお米」は、北海道芦別産の「ななつぼし」。
「この『ななつぼし』は、冷めてもおいしいんですね。だから、あえて保温はせずに、お釜で炊いたあと握っておひつに入れています」

注文が入ると海苔の上におむすびをセット、具材を乗せていく。オープンキッチンになっているので、イケメンスタッフ(事業部長さんだそうです)西岡さんが作業する姿を見ることができますよ。
具材は、全部で17種類(全品280円)。さらにトッピングが12種類(各50円)あり、組み合わせによって無限に楽しむことができる。
早速、おむすびをいただくことにしよう。まずは定番を。左からじゃこ山椒、みそぶた、おかか。ああ、好みで選んだら色味が茶色くなってしまった。

「鮭やツナという定番はお子様に人気で、じゃこやおかかは大人の方に好まれますね。実は、このみそぶたは、この店でしか食べられない自慢の一品なんですよ」
なんでも、味噌がほかでは手に入らないものなのだそうだ。

「実家で作っている味噌で、茄子、瓜、紫蘇、生姜と夏野菜を漬け込んで発酵させたものなんです。お味噌汁にする味噌ではなく、たべるタイプのやつですね。これは本来、夏に漬け込んだものを秋にお出ししてしまうんですが、うちで使っているのはひと夏越した2年もの。独特の吟醸香がさらに発酵して豚の脂に合うので、それでぶたみそを作らせてもらいました」

もちろん、ご飯にばっちり合う味付け。ぺろりとひとつ食べちゃいました。
続けて、人気のメニュー漬甘えび、漬卵黄、漬まぐろの3品。
この色! ツヤ! ごはんに少しだけ染みるタレ!

そして、このボリューム感。上等なたまごかけご飯を食べている気分になる。
漬まぐろのビジュアルも、かなり魅力的。しっかりと漬かったまぐろは、ひと切れでもごはんが進む味わいなのに、こんなにたっぷりと乗っていて、超お得。
トッピングは、店長・野村さんのおすすめの3品。左からこんぶにクリームチーズ、しおさばに漬けパクチー、たらこにカルピスバターの組み合わせ。
まずは、たらこから。こんなに少量のバターで味が変化するの?と思った方こそ、ぜひ食べてみてほしい。カルピスバターの風味が口に広がり、今まで食べたことのないたらこを味わうことができます。これは、美味しい!
こんぶにクリームチーズも、想像を超える美味しさ。塩っけのあるこんぶをクリーミーにして、さらに濃厚さが加わります。大満足の一個。
そして、最後はしおさばに漬パクチー。これは女性に大人気なのだそうだ。

「僕、パクチー嫌いだったんですけど、友人の料理研究家が、“これで食べられなかったら無理”っていうぐらい良いレシピを作ってくれて。実際に食べたらハマってしまって。それを使わせてもらっています」

味はしっかりしてるのにクセがなく、サバの美味しさを増してくれている。たしかに、このパクチー、淡泊な食材のアクセントとして、ものすごく重宝する気がする。
イートインの際は、お膳スタイルでサーブされる。お味噌汁(150円)、豚汁(280円)、お漬物(200円)、お茶漬け(780円)があり、ランチタイムはお味噌汁が無料でついてくる。テイクアウトの紙袋も、さすがのセンス。さらに、普段はデパートまで行かないと買うことができないご実家の醤油も、こちらで購入できるのも嬉しいところ。

「諸説ありますけれど、縁も含め、具材も含め、いろんなものを結びつけるという意味からOMUSUBIという言い方にしました。そして“ぜん”は、禅、お膳、善いもの、肩ひじ張らない自然の然――いろんな意味が合わさった聞き取りやすく口にしやすい言葉なんじゃないかと思って。これまでと違った美味しいおむすびを食べて、日本人で良かったと思ってほしい。さらに、海外の方にも日本人のソウルフードであるおむすびの美味しさを感じてもらいたい。お鮨とも、100円のおにぎりとも違うものを提供していきたいなと思っています」

こんなのが食べたかった!という組み合わせを自分で作れるOMUSUBIぜんで、新しい発見を楽しんではいかがだろうか。

OMUSUBIぜん
 〇住所:渋谷区恵比寿南1-11-13 ヴェルソービル1F
 〇電話:03-3760-8155
 〇営業:11:30〜23:00(L.O.22:00)※お米がなくなり次第終了
 〇定休:不定休

オオバリエ

楽しく美味しく食べることが好きで、魅力的なお店の情報を聞きつければ都内を中心に車を飛ばして行きまくり。憧れは海外旅行に行って美味しいものを食べまくることです。

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