トレヴァー・ブラウン個展〜女の子戦争〜
上映・公演は終了しました。

「chemical war girl」2012年 油彩、キャンバス
可愛さの中に毒々しさを持つ作風で熱狂的なファンが多い、ロンドン出身のイラストレーター・トレヴァー・ブラウンの個展「〜女の子戦争〜」が2013年5月15日(水)より、渋谷・BunkamuraGalleryで開催される。
トレヴァー・ブラウンさんは、1959年イギリス生まれ。グラフィック・デザイナーのかたわらイラストレーターとしての頭角をあらわし、活動の場をロンドンから日本へ移す。以後、日本のサブカルチャーにも影響を受け、幻想的な作品を多く発表し、現在では日本をはじめ、欧米でも多くのファンを獲得している。
強烈な個性と、シニカルでブラックな作品の主なモチーフは「少女たち」。サディスティックなエロチシズムで戯画化された少女たちの姿は、子どもと大人の間で相反し、神聖で、厳かで、天使のような存在と背反する俗悪さを合わせ持つ。
2009年に開催した「アリスの時間」に続き、2回目となる同展では新作の油彩画を多数発表する。おもちゃの可愛らしい戦車や戦闘機を背景に銃や手榴弾を持ち、武装蜂起した「少女たち」や、無機質で虚ろげな表情で訴えかける「少女たち」の姿を描き出す。閉塞した世界にレジーム・チェンジ(体制転換)を突きつける、センセーショナルな解放を体感し、カタルシス(抑圧からの解放・浄化)の境地に辿り着く作品群が並ぶ。グロテスクで、愛おしく、恐ろしく、いじらしい、「少女たち」の姿を感じてほしい。
併せて来日20年を記念し、新作画集が刊行。 5月18日にはトレヴァー・ブラウンさんが来廊し、作品や画集・グッズの購入者を対象にサイン会が催される予定。
画廊・ギャラリー
トレヴァー・ブラウン
料金:無料
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。