現代演劇ポスター展−アングラから現代まで演劇ポスターが集結!
上映・公演は終了しました。

60年後半のアングラ演劇から現代までの演劇ポスターを集めた「現代演劇ポスター展−演劇の記憶、時代の記憶、都市の記憶−」が2015年5月1日(金)〜5月6日(水・祝)、渋谷ヒカリエ9F「ヒカリエホール ホールA」で開催される。
同展では、60年代後半のアングラ演劇全盛の時代、70、80年代の演劇ブームから現代演劇のポスターまで約300点を展示。ポスターは、寺山修司記念館(青森・三沢市)の副館長としても知られる、笹目浩之さんが代表を務めるポスターハリス・カンパニー(渋谷・道玄坂)が所蔵する2万点に上るコレクションの中から選ばれるという。
60年代後半以降は寺山修司さんや唐十郎さん、串田和美さんらを中心に従来の商業演劇と一線を画した「アングラ演劇」が隆盛を誇った時代。「演劇ポスター」は、アングラ劇団を象徴する旗印として強い存在感を示すものであった。特に寺山修司さんが主宰する「天井桟敷」のポスター制作は、67年の劇団旗揚げメンバーの一人である横尾忠則さんをはじめ、粟津潔さん、宇野亜喜良さん、金子國義さん、林静一さん、井上洋介さん、及川正通さん、榎本了壱さん、花輪和一さん、合田佐和子さん、戸田ツトムさんなど、日本を代表するアーティストが多数参加。単なる公演告知の枠に留まらず、デザインが発する個性やメッセージ性は、今日でも美術的に高い評価を受けている。
さらに渋谷は、演劇・劇場とは切っても切り離せない街でもある。古くは、1969年に渋谷・並木橋 に日本初のアングラ専用劇場「天井桟敷館」、公園通りの山手教会地下に小劇場「渋谷ジァン・ジァン」が開業、また金王八幡宮でも「状況劇場」が常設テントを張るなど、新宿と同じく若い演劇人や芝居小屋が集積したエリアとして知られていた。こうしたDNAは、今日のシアターコクーンやパルコ劇場、東急シアターオーブへと引き継がれている。
今回のイベントでは、横尾忠則さんや及川正通さん、宇野亜喜良さんなど名だたるグラフィックデザイナーが描いたポスターの展示のほか、トークライブも展開していく。登壇者は、5月1日(金)18時半から演出家・串田和美さん、演劇評論家・扇田昭彦さん、武蔵野美術大学名誉教授・及部克人さん、ポスターハリスカンパニー代表・笹目浩之さん。5月2日(土)15時から舞踏家・麿赤兒さん、人形作家・四谷シモンさん、アリス研究家・桑原茂夫さん、笹目浩之さんを迎える。
料金は一般1,000円(ワンドリンク付き)。会期は5月6日(水・祝)まで。
「現代演劇ポスター展−演劇の記憶、時代の記憶、都市の記憶−」
〇開催:2015年5月1日(金)〜5月6日(水・祝) 11:00〜20:00
〇会場:渋谷ヒカリエ9F「ヒカリエホール ホールA」
〇料金:当日一般1,000円、大学生500円、高校生以下無料
※ワンドリンク(ノンアルコール)付、アルコールはプラス200円
〇主催:シアターワークショップ
〇企画制作:ポスターハリス・カンパニー、現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクト
〇トークライブ
5月1日(金)18:30〜
出演/串田和美さん(演出家)
扇田昭彦さん(演劇評論家)、
及部克人さん(武蔵野美術大学名誉教授)
笹目浩之さん(ポスターハリスカンパニー代表)
5月2日(土)15:00〜
出演/麿赤兒さん(舞踏家)
四谷シモンさん(人形作家)
桑原茂夫さん(アリス研究家)、
笹目浩之さん(ポスターハリスカンパニー代表)
※トークライブ参加には、当時の入館券が必要。
画廊・ギャラリー
料金:当日一般1,000円、大学生500円、高校生以下無料
※ワンドリンク(ノンアルコール)付、アルコールはプラス200円
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。