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いよいよ渋谷のまちびらき!開業スケジュールをリマインド

2012年の渋谷ヒカリエの開業を皮切りに、2027年まで渋谷駅周辺の再開発工事が進んでいるが、五輪を翌年に控えた今秋は渋谷の再開発の大きな節目を迎える。11月に渋谷駅直上に新しいランドマークとなる「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)」をはじめ、旧東急プラザ跡地に「渋谷フクラス」が誕生。さらに駅周辺のみならず、公園通りでも新生「渋谷パルコ」が開業を控えるなど、今秋から冬にかけて「渋谷のまち」は開業ラッシュに沸く。

いわば、「100年に1度」と言われる渋谷再開発の最大の山場といえる。では「新しい渋谷のまちびらき」に向け、各施設の開業日を改めてチェックしておこう。

| 1.10/13(日)開業、「LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)」

「渋公(シブコー)」と呼ばれ、ロックバンドなどのコンサート会場として親しまれてきた渋谷公会堂は、もともとは東京五輪の重量挙げ競技の会場として建てられたもの。五輪後の1965年、渋谷区役所は神南一丁目(旧電力館のあった場所)から同所に移転すると共に、渋谷公会堂はコンサートホールへと改修された。建設から半世紀を経て建物の老朽化などが進む中で、2015年10月に区役所と渋公が閉館し建て替えが行われた。今年1月、新庁舎はひと足早く開庁を始め、今月13日に「新公会堂」が最先端のテクノロジーを採り入れた次世代型ホールとして再オープンする。

建物は高さ31.9メートル、地上6階地下2階塔屋1階で構成。座席数は1,956人 (1階=1180席、2階席=424席、3階席=352席、オーケストラピット126席含む)。劇場やホールの運営管理はアミューズを中心にLINE、パシフィックアートセンターで構成される「渋谷公会堂プロジェクトチーム」が行う。またネーミングライツパートナーにLINEが決定し、施設通称を「LINE CUBE SHIBUYA」と命名した。

13日(日)のオープン当日は、「LINE CUBE SHIBUYA開設記念イベント 多様な文化を未来へつなぐ『YOU MAKE SHIBUCUL』と題して、吉村妃鞠さん(バイオリン)、渋谷区合唱連盟(合唱)、渋谷区文化団体連合会(書道、民謡、吟剣詩舞、民踊舞踊、日舞、洋舞)などが演奏や歌、踊り等を披露する。開演14時半〜、入場は無料(先着1400人)。

その後16日〜27日まで、こけら落としとしてテクノポップユニット「Perfume」の公演が行われる。

| 2.11/1(金)開業、渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)

渋谷駅再開発の中で、最も象徴的なビルとなるのが地上47階建ての大規模複合施設「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)」だ。2027年までに「渋谷スクランブルスクエア 第?期(中央棟・西棟)」も完成するが、中央棟(約61メートル)・西棟(約76メートル)と共に低層のため、渋谷エリア最高の高さを誇る東棟(約230メートル)に必然的に注目が集まる。

▲渋谷スクランブルスクエア外観(画像提供=渋谷スクランブルスクエア)

駅直結・直上の好立地に立つ同ビルの地下2階〜14階は「商業エリア」で、ファッションブランドや物販、飲食など212店のショップ、レストランが出店。さらに15階は都内大学・企業等が連携する産業交流施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」、17階〜45階はサイバーエージェント、ミクシィなど9社が入居する「オフィス」、14階・45階〜屋上は展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」が設けられ、「働く・遊ぶ・学ぶ・暮らす」がバランスよくミックスされたフロア構成となっている。

▲SHIBUYA SKY 屋上展望空間と新宿方面の眺望イメージ(画像提供=渋谷スクランブルスクエア)

特筆すべきは、地下2階と地上1階で展開する食品売り場「TOKYU Foodshow EDGE(トウキュウ フードショー エッジ)」、JR東日本リテールネットが運営するエキナカ商業施設「ecute EDITION(エキュート エディション)。日本初上陸の人気パティスリーやミュシュランシェフによるベーカリーやスイーツ、総菜店や紀伊国屋など、駅直結で広がる食品売り場は、日々駅を使う生活者にとって非常に便利だ。そのほか、インバウンド向けには渋谷スクランブル交差点を高さ約230メートルから見下ろせる展望施設「渋谷スカイ」も見逃せません。クリエイティブ集団「ライゾマティクス」が演出を手掛けるなど、従来の展望施設とはひと味もふた味も違う施設になるに違いない。

| 3.11/22(金)開業、渋谷パルコ

「いい夫婦の日」に開業するのは、渋谷・公園通りの新生渋谷PARCO(パルコ)だ。パート1は1973年、パート2は1975年、パート3は1981年にそれぞれオープン。以来、40年以上にわたって新進気鋭のファッションやアバンギャルドなアート、映画、演劇など、若者文化をリードする情報発信地として大きな役割を担ってきた。2016年に閉館してから3年を経て、いよいよ今秋に復活の狼煙を上げる。

高さ約110メートル、地上20階建ての複合商業施設には、「ファッション」「アート&カルチャー」「エンターテインメント」「フード」「テクノロジー」でフロアを構成。ファッションはラグジュアリーブランドが集積する1・2階のほか、次世代ファッションデザイナーやブランドに向けた自主編集売り場「GEYSER PARCO」(3階)、ブランド育成に力を入れる「PORT PARCO」(4階)などで展開。「アート&カルチャー」は「PARCO MUSEUM TOKYO」(4階)が復活するほか、「GALLERY X(ギャラリーエックス)」が現在スぺースを構える渋谷スペイン坂から地下1階へ移転。美術専門誌「美術手帖」が手掛ける「OIL by 美術手帖」(2階)や、「ほぼ日刊イトイ新聞」が運営する東京カルチャーの案内所「ほぼ日カルチャん」(4階)、「ほぼ日曜日」(8階)など、カルチャーをけん引するパルコらしいギャラリー型ショップの出店が目立つ。さらに「ジャパンカルチャー」の発信ゾーンとして、6階に任天堂の国内初の直営オフィシャルショップ「Nintendo TOKYO」や「ポケモンセンター シブヤ」など、電脳サブカルチャーの拠点が誕生。そのほか、ミニシアター「CINE QUINTO(シネクイント)」(8階)、「PARCO劇場」(7〜9階)など、従来施設の復活を含めてカルチャー施設が充実する。

▲渋谷パルコ 立体街路(画像提供=2019, Takenaka Corporation)

今回新たに加わるジャンルが「フード」だ。地下1階にオープンするレストランフロア「CHAOS KITCHEN(カオスキッチン)」では、「食・音楽・カルチャー」をコンセプトにうどん、ジビエ・昆虫料理、純喫茶、ミックスバーなど21店舗が出店。7階には回転ずしや天ぷら、ラーメンなど、インバウンドを意識した日本食などもそろえる。今まで「パルコ=グルメ」というイメージはなく、飲食が来客数を増やす呼び水になり得るか注目される。

| 4.12/5(木)開業、渋谷フクラス、東急プラザ

2012年に渋谷ヒカリエ、2018年に渋谷ストリームのオープンに続き、今秋に渋谷スクランブルスクエア東棟の開業を控えるなど、渋谷駅東口は数年前に比べて人の流れが大幅に変わった。一方、「西の玄関口」として期待がかかるのが、東急プラザ渋谷店の跡地に誕生する複合商業施設「渋谷フクラス」だ。

高さ約103m、地上18階建ての複合施設の高層部は、GMOグループが入居するハイグレードオフィス、中低層部は東急プラザの商業フロア、1階の一部は空港リムジンバスの発着場を含むバスターミナルが設けられるほか、国内外の来街者を対象とした観光支援施設「shibuya-san(シブヤサン)tourist information&art center」がオープンする。シブヤサンでは、外国人が観光コンシェルジュとして滞在し、外国人旅行者に向けた観光案内を行う。深夜23時まで営業を行い、ナイトタイムエコノミーを盛り上げる一翼を担うという。

▲東急プラザ渋谷 2階メインエントランスのイメージ(画像提供=東急不動産株式会社)

同ビルの中で、特に気になるのが「東急プラザ」の復活だ。次々に新しい商業施設が生まれる中で、シニア世代にとっては懐かしく馴染み深い商業施設の一つだろう。「渋谷=若者の街」というイメージが強いが、同施設のメインターゲットは40〜60代。年齢を重ねる毎に渋谷から遠ざかっていた「成熟した大人」に対して、再び渋谷に戻ってきたほしいという気持ちが込められている。

テナントは「食」「健康」「美」「趣味」「ライフプラン」をキーワードにフロアを構成。飲食フロア6・7階では、旧東急プラザに出店していた「鰻(うなぎ)渋谷松川」(6階)が復活するほか、ハレノヒの利用にも対応する飲食店が出店。「美」「健康」フロア4階は、健康ソリューションサロンや、補聴器を扱うショップ、「趣味」「ライフプラン」フロア5階は終活や資産形成・運用サポートなど、シニア層に関心の高いカウンターやショップがそろう。

東急プラザの一番の目玉は屋上施設である。17階に渋谷スクランブル交差点も見下ろせるルーフトップガーデン「SHIBU NIWA(シブニワ)」のほか、17階・18階には、シンガポール発エンターテインメントレストラン「CE LA VI(セラヴィ)」が日本初出店し、「新たな大人の社交場」として注目を浴びる。

今まで仮囲いで囲われていた工事現場が一気に開放される。各施設ともに規模が大きいだけに、すべてを見て回るには結構な時間がかかりそうだ。この秋冬は渋谷のまちびらきから目が離せない。

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