渋谷文化プロジェクト

渋谷をもっと楽しく!働く人、学ぶ人、遊ぶ人のための情報サイト

今年もバーチャル渋谷で「ハロウィーンフェス2022」開催  約70年ぶりに「ひばり号」復活

新型コロナの感染拡大した2020年から、渋谷区では自宅に居ながら配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」内でハロウィンイベントが楽しめる企画を推進している。今年も10月26日(水)〜10月31日(月)までの期間、「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス 2022」が開催されることが決まった。

3年目を迎える今年は、メタバース内のイベントながら約16社の企業やパートナーとコラボレーションを行い、「Culture Crossing -渋谷と世界が交差する-」というテーマを掲げ、日本のポップカルチャーとテクノロジーを融合させたハロウィーン気分を満喫できるアトラクションコンテンツを展開していくという。

▲「花王」協賛コンテンツ。渋谷スクランブル交差点に巨大なバスタブが登場する。

例えば、「花王」協賛のコンテンツでは、ハロウィーン仕様の「バーチャル渋谷」スクランブル交差点に「巨大なバスタブ」が出現。来場者は、巨大なバスタブに浸かって、炭酸のジェット発泡や緑・青・赤と色とりどりに変わる湯面を楽しみながら、幻想的なバーチャル入浴タイムを過ごせるという。「トヨタ」協賛コンテンツでは、最新のカローラスポーツがハロウィーンに合わせて街中に出現、「KADOKAWA」協賛コンテンツでは、10月28日(金)公開の映画『貞子DX』とコラボし、参加ユーザー全員のアバターが貞子に変身し街を埋めつくすなど、メタバース空間ならではのひと味違うハロウィーンが楽しめる。

さらに今年の目玉企画は、かつて渋谷駅の上空を走っていた空中ケーブルカー「ひばり号」が、約70年ぶりにバーチャル渋谷内で復活するコンテンツだ。
▲上写真:色再現・写真提供:東急? 撮影:赤石定次 下画像:バーチャル渋谷内に復活する「ひばり号」

1951(昭和26)年から僅か2年、山手線をまたぎ、東横百貨店(後の東急東横店東館)と玉電ビル(後の東急東横店西館)の屋上を往復する子ども向けのアトラクションであったが、その光景は戦後日本を象徴するシーンとして今なお語り継がれている。今回の企画では、渋谷の上空(現在のハチ公エリアの上空)を運航していたケーブルカー「ひばり号」を「バーチャル渋谷」内に再現し、実際に参加ユーザーが乗車しながら、バーチャル渋谷を空から見下ろすことができるという趣向だ。運航当時の運賃は片道10円だったことにちなみ、会期中の「ひばり号」の乗車人数ごとに10円を渋谷区に寄付するという。

また今回のイベントでは、海外から外国人観光客の参加を見込み、三井物産グループのMoon Creative Lab Inc.が運営する「メタジョブ!」とコラボを行い、日英対応できるスタッフをメタバース空間内に配置し、来場者に対して操作方法やイベント情報などの提供を行っていくという。リアルでの対面接触を行わずして、メタバース内での新しい働き方の可能性を模索するという点においても、チャレンジングな試みといえる。

コロナ以降、メタバース、デジタルツインでのイベントが国内外で増えているが、中でもバーチャル渋谷の「ハロウーィンフェス」は参加ユーザーの数の多さ、スポンサー数の多さ、コンテンツ内容においても充実している。

年々パワーアップしているバーチャル版の「渋谷ハロウィン」の魅力に触れてみてはいかがだろうか。

バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス 2022
〇会期:2022年10月26日(水)〜10月31日(月)
〇会場:渋谷区公認配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」
〇主催:バーチャル渋谷ハロウィーン実行委員会
〇制作:KDDI株式会社、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会
〇後援:渋谷区
〇公式:https://vcity.au5g.jp/shibuya/halloween2022
※バーチャル渋谷はVRデバイス、スマートフォン、PC/Macから参加可能。
デバイス用のclusterアプリのインストールと無料アカウントの作成が必要。
<clusterアプリダウンロード>https://cluster.mu/downloads
<clusterアカウント作成>https://cluster.mu/

オススメ記事