いよいよW杯開催!戦いの地であるブラジルの郷土食が味わえるお店のほか、日本代表戦当日に早朝営業する南米および強豪国のお国柄がわかる飲食店をピックアップ!
串刺しにした大きな肉の塊や果物を炭火でじっくり焼き上げるシュラスコ。東急百貨店本店そばのブラジル料理店「トゥッカーノ」では、ブラジルのカウボーイたちのBBQが起源とされるこの豪快な料理を、120分食べ放題で存分に楽しむことができる。
串刺しの肉は、濃くしっかりした赤身の味と柔らかさで人気のピッカーニャ(牛ランプ肉の希少部位)はじめ、トップサーロイン、リブ、コブ肉など。また牛だけでなく豚のリブやソーセージ、鶏のハツやガレット(ひな鶏の丸焼き)、手羽、さらにラム肉など14種類ほど。焼いたパイナップルも登場する。
システムはテーブルの上の3色のチップを使い、お肉が欲しい場合は緑、ストップする場合は赤、パイナップルをリクエストする場合は黄色をサインとしてテーブルで示す。サインが緑だと大きな肉の塊の串を持ったガウショが各テーブルを廻り、何度でもその場で肉をそぎ落としてくれる。焼きたて・切りたての肉をテーブルの岩塩やビネガーソースを使っていただけば心はたちまちブラジルの地へ!残念ながら特にW杯に合わせた早朝営業の予定はないようだが(一部の日を除く)、夜のほかに12:00からのランチ営業もあるため、W杯開催期間中、ブラジル気分を味わいたいという人は足を運んでみては。
ちなみにシュラスコ食べ放題には約30種類のサラダと料理が並ぶ贅沢なサラダビュッフェ、デザート&ドリンクブッフェもついていて、心躍るままにあれこれ取りすぎてしまうと肝心のお肉があまり入らなくなる結末へと向かうのでご注意を。夜はボサノバの生演奏やサンバショーで熱気にあふれ、ブラジル人スタッフとともに大いに盛り上がれる。(シュラスコ食べ放題はいずれも120分、平日ランチ2,200円、ディナー4,300円ほか。)
ドイツ直輸入の樽生や瓶ビール、ドイツワインを多彩に揃え、ドイツ各地の老舗ビール醸造所から大樽で直送される白ビールや燻製ビールほか、めったに味わうことのできない激レアな銘柄も楽しめる。フードもドイツ直送のフランクフルトはじめ、ドイツ国内の伝統的な本場の味が揃う。W杯は早朝の日本戦もしっかり放送予定。2台の大画面で、サッカー好きのシェフとともに大いに盛り上がろう!
ブラジル、アルゼンチン、キューバなどラテンアメリカ料理が味わえる一軒家レストラン。アルゼンチンのカウボーイたちの調理スタイルで豪快に肉を焼く"アサード"と呼ばれる料理がとりわけ人気だが、何を食べても五臓六腑にラテンアメリカの魅力を感じることができる。写真はボロボロになるまで煮込まれた牛肉と野菜の煮込み。余計な調味料を使わず、素材の味で堂々勝負する潔さがよい。W杯開催中は早朝から営業予定、予約は早めに!
スペインのエッセンスがギュッと凝縮された店内は、1Fがバル、2Fが本場スペインの郷土料理が楽しめるレストラン。タパスをつまみつつ気軽に飲める1Fのバルにはスペインから自社輸入したオーガニックと自然栽培のワインが揃う。タパスはスペインチーズの盛り合わせやイベリコ豚の生ハムはじめ、ワインを飲みすぎてしまいそうな皿が多彩に揃う。写真は自家製サングリア。バルでW杯放送予定。
次回のW杯出場に向かって今回はお休み!試合の放送も特に予定していないとのことだが、渋谷で南米料理を語る場合に絶対にハズせないのがペルー料理の「ミラ・フローレス」。ペルー人シェフによる皿の数々は、先住民や移民たちから多国籍な食の影響を受けた真正ペルーの味。900円でお釣りがくるランチの煮込み料理やスープでもその美味しさにハマりそうになる。写真はホロホロに煮込まれたチキンのトマト煮。自家製青唐辛子のペーストもクセになりそうな美味しさ。南米の食の魅力をリアルに体感できる。
南米料理店ではないものの、数台の大型スクリーンで仲間とサッカー観戦が楽しめる「フットボール・ダイニングESTADIO」。残念ながら日本戦はすでに予約で満席となっているが、他国の試合ではまだ空きがあるそう(取材時)。魅力は世界各国のビールが揃う点で、ドイツ、スペインはじめイタリア、オーストラリア、ベルギーなど出場国のビールがズラリ。応援する国の銘柄とともに、心ゆくまで声援を送ろう!
ライター/サーフライダー 2005年よりランチを中心にシブヤ界隈の飲食店情報をつづるブログ『渋谷・恵比寿ランチジャーナル』を運営。40代でITの世界にとらばーゆ(死語ですが)した変わりダネだが、以来、若い人たちとの交流のおかげで、唯一の自慢はとにかくキモチが若いこと。周囲から「安くておいしい店を」「気分転換に効く店を」と乗せられてのいい店探しが老化防止に大きく役立っている。老けたくないみなさんには、若い人たちとの食べ歩きを推奨です。一緒に繰り出しましょう♪