渋谷はアジアの屋台料理の宝庫。夏は特にスパイスや香草がふんだんに使われたグルメで気分をスッキリして下さい!
従業員が身を包むピンクのユニフォームから「ピンクのカオマンガイ」の愛称で親しまれ、タイで絶大な人気を誇る海南鶏飯(カオマンガイ)専門店「ラーン・ガイトーン・プラトゥーナム」初の海外店舗が、7月11日、渋谷は明治通り沿いにオープンした。店名は「ガイトーンTokyo」。バンコクの店と同じジャスミンライスを茹で鶏のスープで炊きあげ、ていねいに茹でた新鮮な鶏肉にオリジナルソースをつけていただくカオマンガイは、まさにタイの屋台で掻きこむ現地のアノ味。オープン初日からさっそく、連日行列の賑わいを見せている。
タイの味噌に黒酢醤油やスパイス類で作られるソース、小さなバケツにどっさり入れられたパクチーとともに、鶏の旨みを吸ったライスとしっとり柔らかな鶏肉を胃袋に運ぶうち、その本場感になんとも楽しい気持ちになってしまう。
店内は10卓20席。ガラス張りの店頭のキッチンではコックさんが鶏をさばく光景も楽しめる。フードメニューは自慢のカオマンガイのみで、青パパイヤのサラダと鶏ガラのナームスープがついたセットで850円。カオマンガイの単品は700円でテイクアウトもできる。営業時間は11:00〜23:00(L.O.22:30)だが、鶏飯がなくなり次第終了となるため、早めの時間の訪問がお薦め。シンハービール(500円)もあるので、暑い日は夕食の鶏飯ととともにクイッと一杯!で幸せになれそう。
「何ゆえに宝塚!?」と、ヅカファン以外は一瞬、思わず後ずさりしてしまいそうな店名と外観。しかし店内では、中国が誇る医食同源の本格的な火鍋が昼からばっちり味わえる。昼の火鍋は一人前1,000円。小ぶりの鍋に白い白湯スープと赤い麻辣スープが注がれ、漢方食材、肉、野菜を入れてテーブルでグツグツ煮ていただく。肉はラムか豚か選べ、サラダバー、ドリンクバーもつく。カッと汗が吹き出す辛さが気持ちよく、体内の毒素の掃除ができそう。マークシティすぐそばという駅近の立地も嬉しい。
この店でしか味わえない鉄分豊富な台湾の青菜で、暑い日の活力をチャージしよう。台湾直送の青菜類で台湾人のシェフ含む料理人たちが腕をふるう炒め物は本場の味そのまま。渋谷に居ながらにして腸詰めやピータンなど60種もの小皿料理と火鍋や北京ダックも味わえる。写真は台湾屋台の定番の魯肉飯(ルーローハン)680円。香辛料が香る甘辛い味は、食欲ダウン気味の日にも食をすすめてくれる一皿。
高級食材のフカヒレは美肌効果があるとして女子の間でも人気だが、骨の強化や滋養強壮も謳われ、手が届くのなら摂取しておきたい食材。漢方を取り入れた薬膳メニューが特徴の「笑龍」では、ランチタイムは1,000円〜のお手頃価格でフカヒレあんかけチャーハンやフカヒレ姿煮の茶碗蒸がついたセットメニューがいただける。生食できるカボチャなどの新鮮野菜が並ぶサラダバーも、身体に嬉しく、舌に新鮮(ランチタイムのみ期間限定で実施)!
フォーには特にひかれないという人も、この店のフォーを食べればきっとフォー好きに変貌する。化学調味料を一切使わず、鶏や牛の骨から時間をかけて丁寧に作られるスープとツルツルもちもち食感の米麺。唐辛子にレモングラスやライム、自家製の魚醤油(ニョクマム)でアクセントをつけていただけば、暑いベトナムでも食のすすむフォーの美味しさを実感。夏シーズンに人気の冷やしフォー(写真は冷やしフォーガー、単品800円)は、これでもか!と歯を押し戻すような麺の弾力が魅力。スープも最後まで美味しく飲み干せる。
センター街にあるタイとベトナム料理の店。気取らないムードの店内で、香草やスパイスをたっぷり使った本場の屋台フードが手頃な値段で味わえる。小さい店ながら英語メニューも用意され、辛く甘酸っぱい本場の味を求めて通う外国人ファンも多いことをうかがわせる。揚げ物、焼き物、麺類、ご飯もの、サラダに至るまでちゃんと美味しい。写真は人気のトムヤムクンラーメン(単品時925円)。テーブルの砂糖、ナンプラー、チリペッパーにお酢などで自分好みにアレンジできるのも本場流。
ライター/サーフライダー 2005年よりランチを中心にシブヤ界隈の飲食店情報をつづるブログ『渋谷・恵比寿ランチジャーナル』を運営。40代でITの世界にとらばーゆ(死語ですが)した変わりダネだが、以来、若い人たちとの交流のおかげで、唯一の自慢はとにかくキモチが若いこと。周囲から「安くておいしい店を」「気分転換に効く店を」と乗せられてのいい店探しが老化防止に大きく役立っている。老けたくないみなさんには、若い人たちとの食べ歩きを推奨です。一緒に繰り出しましょう♪