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ブータンブームがやってくる!?

週末に、代々木上原にある日本で唯一のブータン料理店「ガテモタブン(Gatemo Tabum)」(渋谷区上原)へ行ってきました。ブータンはインド、中国、ネパールに隣接した国でありながらも、日本人には馴染みの薄い国。というのも、ブータンは長い鎖国政策で独自文化を守り続けてきたこともあり、その存在や情報が私たちの耳に入り始めたのはごく最近のことなのです。こうした他国からの文化や経済の影響がほとんどなかったことが、良い意味で純朴な人柄、美しい環境や伝統文化がいまなお残る、最後の地上の楽園、秘境、神秘の国と呼ばれる所以かもしれません。

また私たちがブータンに学ばなければならないのは、「本当の幸せとは何か?」ということ。先進国と呼ばれる国々は、確かに凄まじい経済発展を遂げているものの、その一方で貧困に苦しむ人、環境破壊や戦争に至るまで、必ずしも幸福な人ばかりではありません。ブータン国王はこうした先進国を反面教師に、1980年代にグロス・ナショナル・ハピネス(国民総幸福度)という概念を提唱しています。「経済を発展しながらも、伝統文化を継承し、自然環境を保持し、そして人々が平等にバランスのとれた国づくりをする」 いわば、経済大国がGNP(国民総生産額)で経済発展をはかるのとは異なり、ブータンでは「ブータン国民がいかに幸せに暮らせるか」ということを第一優先しているわけです。ここ最近になって、ようやく日本でもスローライフだの、ロハスだの・・・という言葉がトレンドのように持て囃されるようになりましたが、今から20年以上も前にブータンという小国でこうした考えが提唱されていました。私たちの住む世界とモノサシが違うことに、驚きとともに大きな感動を覚えずにはいられません。経済的には決して恵まれていないにも関わらず、人々の幸せ観はどの国よりも高い。「物を溢れる社会≠幸福」 私たち日本では、もはや難しいかもしれませんが・・・、ブータンに見習わなければならないところも多々ありそうです。


と、この週末で得たにわか仕込みのブータン情報ですが、こんなわけで、私にとっては大きな衝撃だったわけです。さて話が大変長くなりましたが、気になるブータン料理ですが、これまたビックリ!ブータン料理はタイ、韓国、インド以上に辛い、世界一の激辛料理なんだそうです。私が食べたパクシャ(写真右:豚肉の煮込み)、エマダツィ(チーズと唐辛子の煮込み)などは、日本人用に辛さを抑えてくれているとはいえ、しばらくは舌がヒリヒリ。味は特に癖もなく、日本人に合うものばかりで、なかなか美味しかったです。またブータン料理ではありませんが、このお店の特製ジンジャーエールもGOODです。市販のジンジャーエールよりも、生姜の旨みと香りが凝縮されています。お立ち寄りの際は、ぜひお試しください。


それから、今後のブータンブーム(?)を予感させる映画が間もなく公開します。伊坂幸太郎原作の映画「アヒルと鴨のコインロッカー」。ストーリーは大学入学のために仙台に引っ越してきた・椎名(濱田岳)が、奇妙な隣人・河崎(瑛太)と出会う。初対面にも関わらず、同じアパートに住むブータン留学生・ドルジ(田村圭生)に広辞苑をプレゼントするためという理由で、本屋を襲う計画を持ちかける・・・、と全く先の読めない展開。ミステリーだそうです(まだ見ていないので、コメントできませんが面白そうです)。映画は6月23日より、恵比寿ガーデンシネマで上映開始します。ブータンに興味のある方は映画を観た後に、ブータン料理へ出かけみてはいかがでしょうか。

編集部・フジイタカシ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。

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