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SPECIAL 旬の渋谷を感じるカルチャー特集

街の歴史やカルチャー、エンターテインメントなど、独自の視点と切り口から渋谷のトレンドを特集企画として紹介します。

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SHIBUYA FUTURE Second Stage

渋谷周辺の再開発<公園通りエリア>
「宇田川町15地区開発計画」「渋谷公園通り計画」
宇田川15地区開発計画: 2019年9月 開業予定

DATA
宇田川15地区開発計画:地上20階・地下3階、高さ約110m
渋谷公園通り計画:地上9階・地下1階

新生パルコの誕生で、「公園通りカルチャー」復活を狙う!

渋谷の再開発というと駅前ばかりに注目が集まるが、東京五輪開催年の2020年に向け、公園通りでも大規模な再開発が進んでいる。中でも注目は「渋谷パルコ」だ。80年代に隆盛を誇った「公園通りカルチャー」をけん引してきた、渋谷パルコ(パート1、パート3)が現在、「宇田川町15地区開発計画」に基づき、店舗営業を一時休業して建替え工事が行われている。

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そもそも渋谷パルコの歴史を紐解けば、パート1は1973年、パート2は1975年、パート3は1981年にそれぞれオープン。以来、40年以上にわたって新進気鋭のファッションやアバンギャルドなアート、映画、演劇など、若者文化をリードする情報発信地として、大きな役割を担ってきたことは言うまでもない。ご存知の人も多いだろうが、「公園通り」というネーミングはパルコオープンに伴い、それまでの「区役所通り」という名称から一新されたものだ。いわば、今日の公園通りの表通り、「スペイン坂」などの裏通りの活況は、渋谷パルコがもたらしたものといえるだろう。

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パート2は2007年に閉館し、昨年夏まではパート1、パート3の2館体制で営業を行ってきたが、建替え工事に伴って現在は一時休業。工期は東京五輪開催を控えた2019年9月まで。パート1、パート3を含む約5,380 平方メートルの同エリアには「新生パルコ」として高さ約110メートル、地上20階建ての複合商業施設の開業が予定。物販や飲食のほかファッションや演劇文化の育成、情報発信などを担うクリエーター育成施設や劇場などが設けられ、「公園通りカルチャー」の復活のトリガーとして期待されている。そのほか、まちのにぎわい・回遊性を高める歩行者ネットワークの形成や、地域共同荷さばき場、帰宅困難者支援機能の整備などが開発計画に盛り込まれている。

人気アパレルブランドが手掛けるホテルが誕生

画像渋谷パルコ・パート1の向かい、2007年まで「渋谷パルコ・パート2」があった場所も新しい開発が始まっている。パート2閉館以降の跡地には、キリンビールが期間限定のビアガーデンを設置していたが、ようやく本格的な建設工事が始まっている。

渋谷パルコ・パート2の跡地、740.93平方メートルの敷地に2017年度中に開業を予定するのは、ヒューリックが新設する商業施設「渋谷公園通り計画(仮称)」だ。地上9階地下1階建ての同施設の1〜3階には、アパレルブランド「earth music & ecology(アースミュージック&エコロジー)」などを手掛けるストライプインターナショナルが、ホテルや飲食スペース、イベントスペースを併設するグローバル旗艦店「KOE(コエ)」をオープンすることが決まっている。3フロア構成、約450坪を誇る大規模店舗の1階は、飲食業態のほか、公園通りに面した立地を活かし、文化や情報を発信するイベントスペースを展開。2階はレディース、メンズ、キッズのアパレルを中心に雑貨などを販売し、3階にはブランドの世界観を体現するホテルをオープンする。将来的には同ブランドの欧米進出も計画しており、旗艦店である同店舗をその足がかりにしていくそうだ。

渋谷駅中心の再開発

  • 渋谷駅街区(東棟・中央棟・西棟)
  • 渋谷ストリーム(旧渋谷駅南街区プロジェクト)
  • 道玄坂一丁目駅前地区
  • 渋谷駅桜丘口地区

渋谷周辺の再開発

  • 宮下町エリア:渋谷キャスト(旧渋谷宮下町計画)
  • 宮下町エリア:宮下公園等整備事業
  • 公園通りエリア:宇田川町15地区開発計画/渋谷公園通り計画
  • 公園通りエリア:渋谷区庁舎の建替え工事
  • 道玄坂エリア:南平台プロジェクト
  • 宮益坂エリア:宮益坂ビルディング建替え計画
  • 神宮前1丁目・5丁目エリア:こどもの城・青山病院・東京都児童会館跡地
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