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CULTURE × SHIBUYA 編集室がオススメする3作品

「映画」「アート」「イベント」「ライブ」「ステージ」など、渋谷で公開、開催を予定するカルチャー情報の中から、編集部オススメをピックアップ。

今回のテーマ

暑い夏の静かな一日〜自伝映画のススメ〜

2013年もいよいよ後半戦に突入し、東京に暑い暑い夏がやってきた。海水浴、夏祭り、高校野球、夏は家族や友人たちと大勢で集まって過ごすのが楽しい季節。暑さを味方に炎天下を無我夢中で駆けまわるも最高に楽しいが、今回は一人で取り組んだ夏休みの宿題のように、静けさが際立つ「自伝」をテーマに映画をピックアップ。みんなが表で遊んでいる姿を想像しながら一人で過ごす時間はいつもより少しさみしく、その分少し特別に自分の姿が見えてくるもの。妹尾河童、西原理恵子、瀬戸内寂聴と、それぞれ独自の生き様が人々を魅了する3人の自伝を描いた映画作品に触れながら、残り半分となった2013年後半をどう過ごそうか、一人静かに考える日も設けてみては?

今月のオススメ

少年H

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2012年/122分/日本/配給:東宝/©2013「少年H」製作委員会
タイトル
少年H
上映場所
渋谷 HUMAXシネマ
上映期間
2013年8月10日(土)〜
上映時間
上映スケジュールの詳細は劇場まで
監  督
降旗康男
出  演
水谷豊、伊藤蘭、吉岡竜輝、花田優里音、小栗旬、國村隼、岸部一徳

渋谷HUMAXシネマでは8月10日から、グラフィックデザイナー、エッセイストとして知られ、演劇、ミュージカルなどで舞台美術家として活躍する妹尾河童の自伝的長編小説を映画化した同題作「少年H」の公開が始まる。
「少年H」は1997年に刊行。昭和の初め、異国情緒あふれる神戸を舞台に、洋服仕立て職人の父・盛夫と、熱心なキリスト教徒の母・敏子のもとに生まれた肇(はじめ)少年。やがてヨーロッパで始まった第二次世界大戦を経て、太平洋戦争が始まると、近所の兄ちゃんは出征し、盛夫のスパイ容疑での取り調べられ、学校では軍事教練が始まり、妹の好子は疎開。昭和20年には神戸をB29の大空襲が襲い、終戦を迎えた神戸にアメリカの進駐軍がやってくる。理不尽な軍事統制や急激な時代や人の変化など、好奇心が強く「なんで?」を連発する少年の目から見た「戦争」って?やがて少年は15歳になり、独り立ちをすることを決意。日本が生まれ新しく生まれ変わろうとする激動の中で、自分に忠実に生きるために、小さいが大きな一歩を踏み出す。

上京ものがたり

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2012年/109分/日本/配給:ファントム・フィルム/©2012 西原理恵子・小学館/「上京ものがたり」製作委員会
タイトル
上京ものがたり
上映場所
シネマライズ
上映期間
2013年8月24日(土)〜
上映時間
上映スケジュールの詳細は劇場まで
監  督
森岡利行
出  演
北乃きい、池松壮亮、谷 花音、木村文乃、黒沢あすか、岸部一徳、瀬戸朝香、松尾 諭、井村空美、荒井 萌、高山侑子、森田亜紀、趣 里、梶沼萌花、小沢真珠(友情出演)

シネマライズでは8月24日から、「ぼくんち」「毎日かあさん」など泥臭い世界に生きる人々の人間味に溢れた姿を描く人気漫画家西原理恵子の自伝的作品を映画化した「上京ものがたり」が公開される。
美大に通うため、田舎から東京に出てきた菜都美の東京での暮らしは、家賃を払うのに精一杯で極貧の毎日。時給のいいバイトとして慣れない水商売を始め、店で出会ったプー太郎・良介と付き合うが、良介は拾ってきた猫の病院代に8万ものお金を平気で使い、「命のほうが大事じゃないか」と言うようなヤツだった。どこへ行っても現実は厳しく、顔面神経麻痺になり、美大での成績は最下位。しかしそんなある日、キャバクラの先輩ホステス、吹雪(瀬戸朝香)と娘の沙希(谷花音)が、菜都美の絵を好きだと言う。「最下位には最下位の戦い方があると思う」という言葉に勇気づけられ、自分なりの戦い方で絵の道に進むことを決心した菜都美は、出版社への売り込みの毎日をおくることに---。

夏の終り

2012年/114分/日本/配給:クロックワークス/©2012年映画『夏の終り』製作委員会
タイトル
夏の終り
上映場所
ヒューマントラストシネマ渋谷
上映期間
2013年8月31日(土)〜
上映時間
上映スケジュールの詳細は劇場まで
監  督
熊切和嘉
出  演
満島ひかり、綾野剛、小林薫

ヒューマントラストシネマ渋谷では8月31日から、天台宗の尼僧で、独自の価値観を貫いた生き方が支持を集める小説家瀬戸内寂聴の代表作で、東京で2人の男性と恋愛関係にあった時代を描いた自伝的小説「夏の終り」の同題映画作品が公開される。
妻子ある年上の作家・慎吾と、長年一緒に暮らしている知子。慎吾は妻のいる家と知子の家を週にきっちり半々、行ったり来たりしている。妻と別れて欲しいとは考えたこともなく、知子はこの平穏な生活に、自分が満足していると思っていた。しかしある日、木下涼太が訪ねてきて、知子の生活は微妙に狂い始める。涼太は昔、知子が結婚していた頃、どうしようもなく恋に落ち、夫と子どもを捨て駆け落ちをした男。知子は慎吾との生活を続けながら、涼太と再び関係を持ってしまう。そして涼太の知子を求める情熱はやがて、知子が心の底にしまい込み、自分自身も気づいていなかった本当の気持ちを揺さぶり起こしていく−。年上の男との包み込むような穏やかな愛の生活、年下の男との激しい愛欲。どちらも私を満たし、そして心を乱す…。

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