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HIKARIE × SHIBUYA ヒカリエがオススメする3本

今月、渋谷ヒカリエで開催される「展覧会」「イベント」など、最新のカルチャー情報の中からオススメをピックアップ。

今回のテーマ

渋谷ヒカリエ「8/」 1月のPick Up

トイレにはトイレ用洗剤、キッチンにはキッチン用洗剤、お風呂にはお風呂用洗剤、床には…窓には…。汚れを取り除くために、私達はたとえワンルームアパートであっても掃除箇所によって様々な洗剤を使い分ける。各洗剤の具体的な成分もよく知らぬまま、様々なパッケージの洗剤類をストックするために、狭い押入れの貴重な一角を潰している人も多いだろう。それは洗剤にとどまることではない。調理用具や化粧品や衣類など幅広い領域で、ものは微細な違いに最適化し、細分化して店の陳列棚や自室のクローゼットを埋め尽くす。 今回は、そんな消費に満ちた日常に辟易している人へ向けて、「新しいもの」ではなく「すでにあるもの」に新たな価値を付け加える展示企画をピックアップ。ART GALLERYでは紙や木片などのありふれた素材で独自の世界観を表現するアーティストの作品展、COURTでは「使い尽くす」ことをテーマにした複合イベント、CUBEでは高い印刷技術を使って平面と立体の魅力を融合させる展示販売会が展開する。 あなたもそれぞれの展示企画を参考に、すでに手元にあるモノたちに別の使い道を考えてみては? ふとした発送の転換で、身近な世界の見え方が少し変わるかも。

今月のオススメ

リチャード・タトル 版画展

画像
©Richard Tuttle
タイトル
リチャード・タトル 版画展
開催場所
渋谷ヒカリエ8/ART GALLERY
開催期間
2015年1月14日(水)〜2月2日(月)
開催時間
11:00〜20:00
入 場 料
無料
主 催
小山登美夫ギャラリー

ART GALLERYでは1月14日から、ポストミニマリストを代表するアーティスト、リチャード・タトルの版画展を開催する。
タトルは1941年ニュージャージー州ラスウェイ生まれ。1963年、ハートフォードのトリニティー大学卒業。現在はニューヨークにて制作活動を行う。60年半ばから、日常の中のありふれた素材を用いた彫刻作品を発表。紙や木片、プラスティック、ワイヤー、金属片など、日常で目にする素材を使い、ライン、フォルム、質感、色、ボリュームなど、はかなく詩的で、活き活きと驚きに満ちた独自の表現を展開する。主な美術館での個展には、1975年のホイットニー美術館での個展、サンフランシスコ近代美術館、シカゴ現代美術館などを巡回する大規模な回顧展などがあり、ベネチア・ビエンナーレ、ドクメンタなど重要な国際展にも多く参加。Whitechapel Gallery では2014年12月まで、タトルの1967年から2014年までの仕事から、テキスタイルにフォーカスした展覧会を開催。70年代にニューヨークの批評家に衝撃を与えた3インチのロープを壁に打ち付けた作品「Rope Piece」や現代美術の歴史に残る「Wire Pieces」から、新作までを概観した。
この Whitechapel Gallery に展示されている版画シリーズ「Type」を中心とした作品を展示する同展。タトルは約50年に渡る活動の中で版画の道具、素材、行為、コラボレーションに深い関心をもち、多数の版画作品を発表してきた。その一部が紹介される同展を通して、ありふれた素材に独自の魅力をまとわせるタトル作品の真髄を垣間見たい。

Lifestyle of SHIKKAI

画像
タイトル
Lifestyle of SHIKKAI
開催場所
渋谷ヒカリエ8/COURT
開催期間
2015年1月18日(日)〜 1月22日(木) 
開催時間
11:00〜20:00(予定)
入 場 料
無料(ワークショップ参加のみ実費分有料)
主 催
SHIKKAI PROJECT 代表 わたなべけいこ

COURTでは1月18日から、「悉皆(しっかい)の精神」をテーマにクリエイターや職人が参加する複合イベント「Lifestyle of SHIKKAI」がスタートする。
主催はSHIKKAI PROJECT(シッカイ プロジェクト)。SHIKKAIとは、古くから日本に根づいていてる「すべてを使い尽くす」という「悉皆(しっかい)の精神」のこと。リサイクルやリユースという言葉が使われる様になる以前から、日本には「洗い張り」「染め直し」「つくり直し」など素材を雑巾になるまで大切に使い切った着物の文化があり、同プロジェクトではこれに習い、各分野のクリエイターや職人によるライフスタイル提案プロジェクトとして活動する。昨年、繊研新聞社主催FBS「悉皆の世界・日本のこころ」展でのキックオフに続き、京王プラザホテルで「杉 美和子の世界」展を展開。
同展は同プロジェクトの活動第二弾となり、会場では織物や染め物、ニット、ジュエリーなどの各クリエーター、職人が集まり、それぞれのジャンルでの「悉皆」をテーマにした作品を展示販売。合わせてワークショップも開催する予定。
一本の毛糸を発端に編まれ解かれて様々な衣類へと生まれ変わるニットの世界、染め直すことでまた新たな気持で衣服を迎える染め物の世界など、それぞれの専門家が悉皆の心で仕立てる作品群を、新鮮な気持ちで味わいたい。

MONOPURI実験室

タイトル
MONOPURI実験室
開催場所
渋谷ヒカリエ8/CUBE
開催期間
2015年1月21日(水)〜2月2日(月)
開催時間
11:00〜20:00
入 場 料
無料
主 催
?光伸プランニング

CUBEでは1月21日から、「あんなモノに、こんなプリントしたらどうなるか?」という興味を実現させる展示販売会「MONOPURI実験室」がスタートする。
主催は光伸プランニング。「モノを活かすためのプリント」と「プリントを活かすためのモノ」の融合から新しい可能性を追求するプロジェクトとして、立体をデザインする人と、平面をデザインする人が制作会社「マジックタッチジャパン」のプリント技術を駆使して、新しいプロダクトを展開。これまでに視界を遮らずに表面に印刷を施したメガネ「CINDERELLA」や、風景写真を指輪に仕立てた「風景の指輪」、真っ白な羽根に直接グラフィックをプリントして羽根付きペンに仕上げた「Phoenix」などのプロダクトを発表。同展では商品化までの過程を「実験」と称し、制作経過の様子と、実験から生まれた6つのプロダクトを展示販売する。
高いプリント技術を根底に、立体と平面両方の魅力を引き出す作品群に触れてみては?

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